終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#05 (角川スニーカー文庫) の感想

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タイトル終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#05 (角川スニーカー文庫)
発売日2017-11-01
製作者枯野 瑛
販売元KADOKAWA / 角川書店
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

TV12話一気見→原作第一部+外伝一気読み→第二部4巻まで一気読み、した状態で約3か月待った評者の感想。

ようやく少しずつ話が動いてこなれてきたな、という印象である。
「浮遊大陸群」を落とすことを望むフェオドールと、彼に魅了(最初は彼の<能力>によって、だが)され行動を共にするラキシュ(、と過去の人格の融合した新たな人格)
そのフェオドールを「邪魔する」ため追いかけるティアット。
フェオドールとは違った視点で世界を変えようとするオデット。
軍から追われるナイグラートとマゴメダリ。
そこに一つ上の世代の黄金妖精兵(表紙のノフトやラーントルク、アイセア)が、それぞれの思惑をもって絡んでくる。

そして新たに提示される謎と、その答え。
黄金妖精兵の<調整>後、なぜ一本の遺跡兵装としか適合できないのか?
その<調整>を行う医師が軍から追われるのは何故か?

さらに正体が判明する<14番目の獣>と、フェオドールに力を貸すよう求められる<最初の獣>。

風呂敷はまだ広がる途中である(4のあとがきで「実質上下巻」と筆者は言っていたが、「上中下巻」となってしまったとのこと)。
「誰が誰にもう一度会いたいのか」は、まだ分からない。
「誰かにもう一度会いたい誰か」は、たくさんいるのだ。

第一部のようにヴィレム(小説の主人公は彼)の視点を、TVのようにクトリ(TVの主人公は彼女)の視点を追いかけることで一本筋に分かりやすくなっている話ではない。
群像劇、とまでは言えないだろうが、複数の視点が絡み合っているため、誰に感情移入すればよいのかとまどう部分もある。
その戸惑いは、おそらくTVから入ってきた層で大きいと思う。
評者にとっては、その戸惑いが面白い。
そして、「一気読み」したこともいい方向になっている。
まだしばらく、彼ら・彼女らの軌跡を追い続けていきたい。

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