入門 国境学 - 領土、主権、イデオロギー (中公新書) の感想
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参照データ
タイトル | 入門 国境学 - 領土、主権、イデオロギー (中公新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 岩下 明裕 |
販売元 | 中央公論新社 |
JANコード | 9784121023667 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門 |
購入者の感想
本書冒頭のはしがきを読むと読者を半ば挑発しているような書き方となっており、むしろ内容には期待をしたのですが、入門を謳っているからか、大風呂敷を広げ過ぎた感のある書き方でもあり、まとまりの無い印象を受けました。
この他、学問としての緊張感も無いように見受けられます。読みやすさを狙ったのか定かではありませんが、「だから何?」の先が無いですね。
国境はそもそも人為的に引かれるものですし、国家の優劣・強弱によっても変わるのは御存じの通りです。その中で、地理を半ば無視した「38°線」が今後どうなるかについて、突っ込んだ言及がほとんど無いのは残念でした(一応、第6章に話はあれど)。
最近偶々読んだ『地政学の逆襲 「影のCIA」が予測する覇権の世界地図』のほうが、まだ国家の内情や国境を考える上で、(個人的に)有益だったのは正直否めません。
この他、学問としての緊張感も無いように見受けられます。読みやすさを狙ったのか定かではありませんが、「だから何?」の先が無いですね。
国境はそもそも人為的に引かれるものですし、国家の優劣・強弱によっても変わるのは御存じの通りです。その中で、地理を半ば無視した「38°線」が今後どうなるかについて、突っ込んだ言及がほとんど無いのは残念でした(一応、第6章に話はあれど)。
最近偶々読んだ『地政学の逆襲 「影のCIA」が予測する覇権の世界地図』のほうが、まだ国家の内情や国境を考える上で、(個人的に)有益だったのは正直否めません。