風-BLOW- 硝子の街にて(19) 9・11その朝 (講談社X文庫ホワイトハート(BL)) の感想

205 人が閲覧しました
アマゾンで購入する

参照データ

タイトル風-BLOW- 硝子の街にて(19) 9・11その朝 (講談社X文庫ホワイトハート(BL))
発売日2014-03-20
製作者柏枝真郷
販売元講談社
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

シリーズ19話にしてあのニューヨークを襲ったテロの日を迎えている。
この作者は精神の深層に深い傷を負ったり、アイデンティティを求めてさまよう人、無垢でいたいけな子供。
そして、人と人、あるいは時間や運命の隙間に落ちてしまったり、すれ違ってしまう愛の酷さや哀しみといったものをモチーフにした作品が多い。
なかでも、この硝子の街のシリーズはニューヨークという街を舞台に、こつこつと丁寧に書き継がれてきている。
あのテロを物語に織り込んでゆくのはとても勇気がいることだし、大変難しくおそらく時間もかかる作業であったと思う。
さまざまな陰謀説が取りざたされているが、どれほどの大義名分、理由があったとしても、あのテロの現場にいた人にとっては何の正義もまっとうさもないのだ。
物語ゆえの虚構であろうと、あのテロが何をしたのか、ということがアジテートすることなくても明白に描かれているから胸が痛んでならない。
作者の真摯な姿勢と、鎮魂の思いが正しく読み手に届く。
カバーイラストもとてもいい。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

風-BLOW- 硝子の街にて(19) 9・11その朝 (講談社X文庫ホワイトハート(BL)) を買う

アマゾンで購入する
講談社から発売された柏枝真郷の風-BLOW- 硝子の街にて(19) 9・11その朝 (講談社X文庫ホワイトハート(BL))(JAN:登録されていません)の感想と評価
2018 - copyright© アマゾン通販の感想と評価 all rights reserved.