SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー ゴールド XBA-30IP/N の感想

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フィリップスのSHE9900からの乗り換えです。PHILIPS インイヤーヘッドフォン SHE9900
ともにBA（バランスドアーマチュア）タイプ。
BAタイプの低音の物足りなさは慣れてます。

音の立ち上がりはフィリップスに分がありそうです。
ドラムやパーカッションなどのメリハリ、ダイナミクスはフィリップスの方が上ですね。
しっかり「ドカン」と鳴ります。
瞬間的なダイナミクスの再現もフィリップスのほうがあります。

がしかし、トータル的な大音量部分の再現ではあきらかにこちらの方が上。
パーカッションなどの迫力は若干弱いですが
トータルの音量（録音時の）があがったときに、それを見事に再現します。
ここが、この機種のひとつの特徴ですかね。
安価なヘッドホンでは潰れてしまうだろう部分も
グッと鳴らしてきます。
それでいて大音量時にも細かい音も聴こえてきます。
とてもこのサイズのヘッドホンとは思えませんね。
こうした機器の進化は凄まじいですね。

この機種の特徴、ウリは
些細な音の再現でしょうね。
同じような音色の楽器（シンセ）などもしっかり違った音で鳴らします。
また、「音の響き」をよく再現しています。
フィリップスが音の立ち上がりに強いのに対して
こちらは音の響き方の再現に強いです。
その効果でいわゆる「生楽器」の再現性が高いです。
響きという点でドラムのバスドラ、タムなどの鳴り方がかっこいいです。
また、とにかく細かい音をよくひろいます。
この「細かい音」を聴かせてくれるのが楽しいですね。
その点は本当に素晴らしい。
レコーディング時にかけたリヴァーブも見事に再現します。