男はつらいよ 寅次郎忘れな草 HDリマスター版(第11作) の感想
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参照データ
タイトル | 男はつらいよ 寅次郎忘れな草 HDリマスター版(第11作) |
発売日 | 2014-12-17 |
監督 | 山田洋次 |
出演 | 渥美清 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | Amazonビデオ » カテゴリー別 » 日本映画 » コメディ |
購入者の感想
シリーズ11作「寅次郎 忘れな草」にして、寅と最も相性のいいマドンナ、松岡リリー(または、リリー松岡)が登場。そして、最終作、第48話にいたるまで、リリーほどの寅に似合うマドンナはついに出現しなかった。「相合傘」(第15作)、「ハイビスカスの花」(第25作)いつれの作品を見ても、なぜ、この二人が一緒にならないのか不思議なくらいの描き方である。推測できる理由はただひとつ。一緒にしてしまうと、シリーズが終わるからという制作事情。
リリー・シリーズの最後が、「男はつらいよ」の最終作「紅の花」であることも、リリーこそ寅の永遠のマドンナという印象を強める。
いずれにしても、リリーシリーズが、「男はつらいよ」全作の中でも、寅とマドンナの関係では抜きんでていることは間違いない。したたかさと純情さ・女の哀しみを併せ持つリリー松岡と、傍若無人の愚かさと思いやりを兼ね備えた大愚人・車寅次郎の異色コンビだけでも、「男はつらいよ」は、後世長く語り伝えられる名作となるであろう・・・・・とまで、言いたくなる。
渥美清の演技について、浅丘ルリ子は、石原裕次郎と比較して、おもしろいことを言っている。裕次郎は普段のまま演技するので共演しやすかった。しかし、渥美清は、演技に入ると普段の渥美清とは突然、別人になったように変わってしまうので、戸惑ったとのこと。
リリー・シリーズの最後が、「男はつらいよ」の最終作「紅の花」であることも、リリーこそ寅の永遠のマドンナという印象を強める。
いずれにしても、リリーシリーズが、「男はつらいよ」全作の中でも、寅とマドンナの関係では抜きんでていることは間違いない。したたかさと純情さ・女の哀しみを併せ持つリリー松岡と、傍若無人の愚かさと思いやりを兼ね備えた大愚人・車寅次郎の異色コンビだけでも、「男はつらいよ」は、後世長く語り伝えられる名作となるであろう・・・・・とまで、言いたくなる。
渥美清の演技について、浅丘ルリ子は、石原裕次郎と比較して、おもしろいことを言っている。裕次郎は普段のまま演技するので共演しやすかった。しかし、渥美清は、演技に入ると普段の渥美清とは突然、別人になったように変わってしまうので、戸惑ったとのこと。