地方自治と図書館: 地方再生の切り札「知の地域づくり」 の感想

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タイトル地方自治と図書館: 地方再生の切り札「知の地域づくり」
発売日販売日未定
製作者片山 善博
販売元勁草書房
JANコード9784326050178
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

購入者の感想

「情報は民主主義の通貨だ」と言ったトーマス=ジェファーソン(米独立宣言の主要な作者であり、米国の共和制の理想を追求したことで最も影響力のあったアメリカ合衆国建国の父の一人)をもじって、
ウェンデル=フォード米上院議員は1998年に行った図書館年次大会で「情報が民主主義社会の通貨であれば、図書館はその銀行である」とスピーチした。
糸賀氏はつづけて、
民主主義社会は、情報が円滑に流通し必要な情報が手に入って初めて成り立つものであることを比喩を用いて端的に述べている。
民主主義社会で多くの国民は必要な情報に基づいて判断をする。それによって国民の自律が促される。
その場合、図書館はそうした情報を集めて必要な人に提供していく銀 行といった説明をする。
講演での「ただし、一つだけ図書館と銀行で違う点がございます。図書館は銀行と違って貸し渋りはしません」とのおまけの言葉は収録されていないが。

地域の賑わいを取り戻したいと考える人は多く、議員も「大阪を元気に!」などと、それを公約にする。
特に自民・維新系がJCや商工会議所所属企業主などに支持されたり組んでの選挙でそれはポスターに書かれ、連呼される。
しかし、その具現化を訊くと、旧態依然とした公共事業頼みのように感じることが多い。
当然、箱物へと傾倒し、図書館新造となってもTSUTAYAに乗っ取られた武雄市図書館を安易に理想としてしまい、愛知県小牧市では住民投票で否決され、山口県周南市でも否決しい住民投票の直請 求がなされた(投票を議会が否決してなされず)。

安易に考えるのは首長や議会であるが、議員で図書館のヘビーユーザーを私は見たことがない。
近畿の市民派議員の勉強会でも学校図書館の充実についてのものはあったが、図書館自体について主題にしたものはなかったようだ。
本書では伊万里市の図書館に熱心な議員が片山氏を公演に呼んだと書かれている。
探してみると、盛泰子市議の事だった。
彼女は、伊万里市民図書館を守り育てることを目指す友の会である「図書館フレンズいまり」役員でもある。

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