マグニフィセント・セブン [DVD] の感想

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ファンタスティック・フォーではなく、ビッグ・ヒーロー・シックスでもない、マグニフィセントセブン。
タイトルの意味も、リメイクであることも知らず、何となく、でロードショーに臨みましたが…。

程よいテンポの物語、雄大で美しい遠景、原典を踏まえつつ、J.ホーナーらしさで場面を彩る劇伴、かなり訓練された馬馬馬…。

そして、役者陣の芸達者振り。
セリフのみならず、表情や所作で役柄の背景や心情を示唆する。
何より、これらをまとめ上げた監督の手腕。
とどめのテーマ曲。

とにかく、全ての要素がいちいちかっこよいのです。

さて、所謂オーディオコメンタリに替わる特典ですが、本編の合間にメインの七人+監督によるコメント映像や撮影風景が要所で差し込まれる作りとなっています。
全員が一堂に会するなかなか豪華なおまけで、ここでのコメントもグッとくるものがありました。

正直なところ、『荒野の七人』の邦題では観ていなかったかもしれません。
賛否別れるところでしょうが、よくわからないヨコモジタイトル、との理由で素通りしてしまうのは勿体無い。
本来の意味で云うところの、れっきとした任侠映画、まさしく『七人の侍』でした。