日本の敵 の感想

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通勤時阪急宝塚線の中でお逢いした（見かけただけ）事があります。賢そうで優しそうな叔母さんだなと思ってみていましたが、こんなに強い意志を持った方だとは思いもしませんでした。日本の将来を本気で考えておられる方々が沢山おられ、まっその方たちの意見を広く聞けるネットの社会に感謝しています。

日本の敵は米国や中国や韓国という特定の“国”ではない、たまたま特定の政治イデオロギーを持った集団が、その政治イデオロギーにそぐわない社会の仕組みを破壊しようとしているのである。
つまり彼らは日本を攻撃しているのではなく、国境や国籍という、彼らがビジネスをする上で邪魔な社会構造を破壊しようとしているのである。

今まで目に見えなかった正体不明のモンスターが、意思の疎通ができる心を持った人間であると分かったとき、やみくもに未来を恐れる気持ちは無くなる。しかし同時に新たな荷を背負うことになる。それは、永い歴史を経て培われた日本人の感性や立場、日本人にとっては空気のように当たり前な国民的共通意識のようなものを、歴史も文化も異なる民族に、論理的に、根気強く説明して納得してもらうという作業である。
日本からの情報発信が無いため、彼らは彼らのグローバリズムに従い、壊す必要の無い物まで壊そうとしているのである。この状況、大東亜戦争開戦前に似ていないだろうか？

本書を読んだ後は、敵が実体のない幽霊だと思っていた時代に比べればよっぽど幸せな世界だ、と実感できるだろう。
私達日本国民に掛けられた戦後マインドコントロールを打ち砕いてくださった渡辺、馬渕両先生に深く感謝いたします。