ダンスホール の感想

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タイトルダンスホール
発売日2013-10-23
販売元Sony Music Records Inc.
JANコード登録されていません
カテゴリ » デジタルミュージック » Styles (subjectbin) » ポップス

購入者の感想

シンガー尾崎豊が活躍していた頃は、まだまちにダンスホールなどがけっこうあったでしょうか。
村上春樹の作品にピンボールがでてきますが、今ではすっかりカラオケなどが多くなっている感じで、
当時はまだジュークボックスとか、ミラーボールが回転するディスコテークあたりが流行とあって、
不思議な多目的空間に人々がうごめいていたようです。

この曲でも、♪安いダンスホールは たくさんの人だかり 陽気な色と音楽とタバコの煙に巻かれてた…
とつぶやいており、当時のまちなかの雰囲気がよく漂っています。
…♪今夜も探しにゆくのかい そうさお前は 孤独なダンサー…と結ばれていますが、
雑踏する界隈は昔から行き交う人々らの思惑が錯綜するスクランブル交差点のようなところ、
かつてある運河沿いを夜更けに歩いていた際、もうちょっとで明けを迎える頃とて、
そこらのガス燈などがうすぼんやりと照り、水面に映えていたのが印象的で、
妙にセンチメンタルな気分になったのを思い出しました。

ダンスホールに漂う独特のムードと、まちの雰囲気を重ね、
夜毎に繰り返される人々の離合集散のうごめきをも絡めとった都会的な作品、
何気なく憂うつな匂いもし、彼の’80年代を覆っていたなにか巨大な予感もまた、
ある映像作品で「それとしらずに失われ行くものの大きさ」などと形容されていたところのものに近く、
この曲を僕の愛聴曲のひとつにしている感じです。
できればお聴きいただきたい一曲です。

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