エネミー・ライン4　ネイビーシールズ最前線 (字幕版) の感想

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舞台はコンゴ。5人のシールズ隊員が人質救出に向かいます。特殊部隊ですから隠密行動が基本のはずですが、救出はアフリカの太陽がサンサンと輝く日中で、更にこれでもかと言うくらい撃ち合います。装備は今どきのシールズですが、あれ？今のはM9？、シールズはM9みたいなトーイガンは使わないだろ的なところがあります。
そして、人質救出が成功したのも束の間、ウランの密売が発覚し、それを阻止する為、そのまま次のミッションへ…って、おいおい、お前ら弾ねーだろ？断われよ！という心配をよそに、我らがシールズ様は、その後も遭遇した何十人もの敵と銃撃戦を繰り広げます。敵は皆、AKですから、M-4の5.56mm弾は手に入るはずがないのですが、まさにミラクル！撃ち続けます！リロードなんて素人のすることです！
最後は敵に捕まった隊員をヨハネスブルグまで追いかけ、たった一人で何十人もの敵と本作で最大の銃撃戦を繰り広げ、RPGも撃っちゃいます。ここまで来ると、お祭り騒ぎと笑うしかありません。
エネミーラインといえば、敵陣をたった一人で突破するサバイバル的なハラハラドキドキな映画だったのですが、これはもう、エネミーラインではありません。役者の大袈裟な演技といい、何かTVシリーズの総集編みたいな演出なので、おバカなB級映画と割り切って観た方が楽しめます。