ゴースト・イン・ザ・シェル (吹替版) の感想

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タイトルゴースト・イン・ザ・シェル (吹替版)
発売日2017-06-23
監督ルパート サンダース
出演スカーレット ヨハンソン
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購入者の感想

原作との違いは仕方なしか。士郎 正宗に対して敬意をはらっているつくりはさすがハリウッドでもファンの多い「攻殻機動隊」かと思った。SF好きで派手さを期待すると原作の世界観の表現ができなくなるし、ゴースト・イン・ザ・シェルの知名度を使っただけの万人向けの作品でもない。いままでも「マトリクス」を筆頭に「攻殻機動隊」の影響を受けたハリウッド作品はたくさんあるが「ゴースト・イン・ザ・シェル」の名前を使う以上はハードルは非常に高く、しかし何とかクリアした作品になっている。本来星3つかなともおもったがスカーレットの演技力にもうひとつ星を。

 30年前、まだ大学生だった頃からその「種子」があり「ブラックマジック」を仲間の助けも得て作品とだし、水をまき、肥料をあたえ育てた続けた功殻。いまや、根っこを深くはりめぐらし、大樹が育った。そこに自分の手で「大花」を咲かせれば、、、、、。もう、そういう歳だよ。

士郎作品と出会って30年の私から言わせれば有りです。
当時、攻殻の原作も初版で買ったぐらい大好きなんですが、素子は原作ではアニメよりも人間らしさが満載なんですよ。怒ったり喜んだりふくれたり、エロかったり。可愛い。
アニメも好きですよ。押井さんもピチピチ若い頃のうる星やつらの作品から知ってます。
今回の実写、二人がOK出してるなら、有りなんですよ。
柔軟に捉えれば、よく出来てる。
超越した人工知能も出ないし、フチコマも出ないけど、新しい設定で補えてる。
いろんなバージョンの攻殻作品のツギハギではあるけど、よく繋げたなと感心する。
本当に好きだからこそ、肯定できる作品となってるのは嬉しい。

吹替え版は、アニメの声優さんですが、アニメの時の声と若干変わってます。
これは、アニメではなく洋画の吹替えとして、声優さんが俳優・女優の体格に合わせた声を出しているからだとおもわれます。

皆さん書いてらっしゃるように、原作へのリスペクトが端々に感じられてとても気持ちがよかった。

特に吹き替え版はオリジナルの声優陣とあって、攻殻ファンとしては感激。
登場人物に関しても、原作を意識してのキャスティングやメイクで違和感はなかったし、
アクションシーンも物足りなさはあるものの、洗練された内容になっている。
ストーリーも万人向けである以上、些か陳腐に感じられるのは仕方ないのかもしれない。

しかし、”少佐”という攻殻における絶対的なキャラクターの描き方が弱く、どこか頼りない雰囲気でパッとしない。
加えて、"公安9課"も原作にあるような「電脳戦に長けた少数精鋭の集団」ではなく、
ただの特殊部隊のようになっていた点は非常に惜しいなと感じた。
無論、電脳戦を実写化するとわかりづらいし陳腐に見えるのかもしれないが、それでは"公安9課"である意味はない。

「ゴースト・イン・ザ・シェル」というより「ARISE」と言われた方がまだ納得できる。
せっかく評価できる部分がたくさんあるのに、そのせいでプラマイゼロ。

とはいえ、他のアニメ実写化作品に比べれば全然マシで、攻殻機動隊の派生作品として見る分には、十分楽しめる内容だと思う。

これを読んでくれている ” あなた ” へ。

少佐は、人間の心 (脳)と 人工的に創られた身体を持っている、世界初の存在。

この作品のテーマは、劇中のラスト・シーンの ”少佐の言葉” に集約されている、と思う。

” 人は記憶が己を決めると思っているが、私達を決めるのは、何をするかだ。”
” 一人ひとりに与えられた人間性こそ、美徳。”

” それを次に伝えていく為、私のゴーストは生き残った。”
” 私は自分が何者で在るかを知り、自分の使命を知った。”

何の為に、人としてこの世に生まれて来たのか。
自分が何者で、自分の使命を知り、今回の人生で、何をするかが大切な事である。
と云うことなんですね。

私はアニメの甲殻機動隊を観たことはないんですが、
漫画やアニメ、特撮は好きなので、タイトルくらいは知っていましたし、
スカーレット ヨハンソン主演で、実写映画化が決まったと知り、楽しみにしていました。

この作品は、未来のテクノロジーや電脳世界、派手な戦闘などがあり、
そちらに目や意識が行きがちですが、スピリチュアル的なテーマが根底に流れている、
人としての真理を体現しており、本質的に奥の深いことを扱っていることを、今回初めて知りました。

これを読んでくれている ” あなた ” におすすめの作品です。

S.A.CやARISEで攻殻機動隊に入った人には違和感がある作品かもしれないです。
原作や劇場アニメのGHOST IN THE SHELLで攻殻機動隊のファンになった自分が、S.A.Cを見て「なんか違う(けど面白い)」と感じたような違和感が。
この作品は文化や人種がごちゃごちゃな感じや、街が汚くて混沌としてる感じが良いですね。
攻殻機動隊自体、様々な解釈がある作品なので、ストーリーや世界観や役者(キャラクターデザイン)が少々違ったところで、今更文句を言うほどの事もないです。
お約束の『〇〇〇を引っ張って開ける』も取り入れられてたし、これはこれで面白かったから☆5つ付けときますね。

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