メガ・シャークVSグレート・タイタン [DVD] の感想

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パッケージから漂うどっかでみたことあるようなパチモン感に、今回はどんなにクソな展開になるのかと胸を踊らせて見てみましたが、不覚にも普通に面白いと思ってしまいました。

前作では、シリーズで初めて人類側から積極的にメガシャークにちょっかいを出しに行くも、蝿蚊のごとくあしらわれ、自滅を繰り返した挙げ句、メガシャークさんに尻拭いをして頂くという失態をやらかした人類が、懲りずにまたメガシャークに挑みます。

今回は突如復活したメガシャークを倒そうと躍起になるアメリカ軍、自立起動をしてしまったコロッサスという旧ソ連製の巨大ロボとレッドマーキュリーという物質を追い掛けるCIA女捜査官とロボオタク、軍とは別にメガシャークを追うダンディな財閥の伯父様とメガシャーク女性研究者の3つグループが絡み合いながら展開していきます。
特に今回は今までと違い、メガシャークたちとの闘いよりも人間同士の戦いも多く、なんとシリーズ初のどんでん返し的な展開があります。
この方向性は間違っていないと思いますので、作家さんにはそのまま追究してもらいたいです。
最後でもう一波乱でもあれば、普通の良作扱いも出来たのですが、そこはやっぱりメガシャーク、期待を裏切らずあっさり終りますのでご安心を。

潜水艇の扉なのにそんなトイレのドアみたいなやつで大丈夫ですか？など、セットやCGは相変わらず安っぽくツッコミどころは満載なのですが、今までが今までだけに、今回の展開はいい意味で裏切られました。
こんな作品のレビューを見に来てしまう、お金をドブに捨てるのが大好きなあなたならきっと満足して頂ける作品だと思います。

また続編予告的な終りなので、懲りずにまだ作る気みたいです。
やはりメガシャークと対等に戦える人間は、サメ台風2号をチェーンソーで乗りきったあの伝説のサーファーしかいないと思いますので、是非、メガシャークVSフィンを作ってほしいですね。

あくまで個人的な感想ですが、アルバトロスが拾ってくる※○な作品に、日本がガチで作ってる作品が負け始めている気がします。
今年のGWに見た日本産ロボ映画、あなたのことですよ！