僕のヒーローアカデミア 10 (ジャンプコミックスDIGITAL) の感想

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アニメを見て好きになって漫画を見始めましたが展開が早過ぎます。入学からヴィラン遭遇4回目。。出久は個性持ってまだ半年も経ってないのに身体はボロボロ。本当に最高のヒーローになれるのでしょうか？ラスボスも登場はまだまだ先かと思うのですが。。大好きな漫画だからこそ生徒に無茶させないでください。始めの頃の方が楽しかったです。

空を飛べる能力があるわけではないのに、人間鉄砲玉みたいなことをやってのけた障子くんの度胸がすごいです。でも、その時にめっちゃ驚いていた顔してたのは笑えます。とりあえず、この巻のデクは某巨人駆逐漫画の主人公にも負けない「死に急ぎ野郎」だなぁという感じはします。

この巻はデクの活躍というよりもかっちゃんのオールマイトへの憧れの強さと救出のために共闘するプロヒーローの姿がカッコいい巻です。死柄木の過去もなかなかダークな雰囲気を醸し出していますが、明らかになってはいないのでそこも気になります。

つゆちゃんが主人公の番外編も心がほっこりしてよかったです。

「ヴィランのボスとデクを会わせる」というメタな都合で「生徒だけで敵のアジトに行くぞ！」ってことになるんだけどそこまでの過程がもう不自然のオンパレード。飯田くんが神出鬼没のステインとあっさり遭遇するのは漫画的に必要だから全然気にならないご都合主義だったのに。
・両腕を粉砕骨折した直後のデクをヴィランのアジトに連れて行こうとする切島、殺す気か？
・実践テストで赤点の実力しか無いのに謎の自信で無傷で爆豪を助けられると思ってる切島。
・「友達の命を危険にさらす行為」なのに全くその自覚無い切島、なんなのこいつ。クラスメイトが殺されたらお前の責任だぞ！
・「危なくなったら即撤収」「個性使わなければ法律はセーフ」とピクニック気分。現場をなめすぎ、実際超ヤバイ敵が出てきた。
・クラスメイト14人は正論で反対してるのに何故か「誰も警察や学校に連絡して止めようとしないスーパーご都合主義」
・偏差値79でもトップクラスの飯田と八百万が不自然に「現場で危なくなったら止める！」しか考えない。テロリストのアジトにいくだけで危険に決まってるだろ！
・自分たちは「先生たちに迷惑がかかる」とは微塵も考えないのに、学校を批判するモブは非難するデク。勝手なことしてるお前が言うな

キャラの言動が余りにも不自然過ぎる。せめて「アジトの場所を知った切島デク轟が勝手に計画して勝手に行動する」展開にすればよかったのに。偏差値79のクラスメイトほぼ全員が「デク達がヴィランのアジトに行こうとしてるのを知ってるのに誰一人通報しようとしない」のは作者の都合が見え見え過ぎて白ける。なんで皆いきなり「引き算が出来れば入学出来る」クロマティ高校の生徒みたいなアホになってるの？
スマホで学校か警察に連絡する、という最も当たり前な行動を出来ないようにされてる感、がすごい。