スノーデン(字幕版) の感想

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タイトルスノーデン(字幕版)
発売日2017-07-05
監督オリバー・ストーン
出演ジョセフ・ゴードン=レヴィット
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カテゴリAmazonビデオ » カテゴリー別 » 外国映画 » ドラマ

購入者の感想

スノーデンが稀に見る天才というのが分かる序盤のエピソードだったり
実は攻殻機動隊がすきなんだよねというのもチラッと出てきたりして
最初は結構ほっこりしました。しかし国のやり方に疑念を感じて反目するまでのスパンがダラダラしてて間延びする
どうせなら 設定だけ借りて 爆発アクションシーンなんかを入れたほうがもっと面白かったのかもしれない。100%事実ではないだろうし。
そう思いつつ、見終わったあとでスマホのインカメラに黒テープを貼りました。

同盟国と呼びながら日本の通信・電力システムを一発でダウンできるような仕組みにしているアメリカの強かさが圧巻。
「同盟国なんだから仲良し」という平和ボケの日本と違い、アメリカは怖い。
だからこそ、他国を信用できず、戦争中も日系人を収容所にぶち込んだのだろう。
「泥棒は相手を泥棒と思う」という最たる例。

スノーデンの葛藤を引き出すほどの「アメリカの狡猾さ」を垣間見ることができた。

テロ国家や危険思想を監視することが米国民の命を守ることに繋がる。
純粋な愛国心と使命感からCIAの情報部門で働き始めたスノーデンが、母国を内部告発し追われる身となり、最後はロシアに潜伏することになる。これがフィクションでは無く2013年にリアルに起きた世界を揺るがす大事件である。
2時間14分、最後まで食い入る様に観てしまった。

本来のスノーデンは、情報処理能力に秀でた普通の青年だった事がまず意外だった。
悪意に満ちたハッカーなどでは無く、CIAの情報監視の任務に使命を感じる少しシャイな青年。

それが、倫理観を逸脱した母国の情報監視体制に驚愕し、正義と思っていた自分の役割すら疑念で一杯になり、ストレスからてんかんを発症する。
こうした、スノーデンの気持ちの変遷や葛藤を、恋人との衝突などを交えながら丁寧に描いており、自然に共感できる。

こうした人間ドラマに加えて、想像を超えた監視システムへの怖れも、本作に引き込まれた重要な要素である。
例えばスノーデンが横田基地で知った、日本のインフラ網への仕掛け。
日本がアメリカの同盟国で無くなった途端に、情報ネットワーク以外の送電網なども、エンターキー一つで全てストップ出来る爆弾。
電力の供給は停止し交通網は混乱し、国家として機能しなくなる爆弾が既に仕掛けられている。

スノーデンが守っていたのは正義では無く、米国の覇権だった事は、かなりの衝撃でした。
これ以外にも、軍事産業の不利益になる提案が潰されたり、一般人を嵌めたりと、まともな倫理観が有れば疑問に思う行為が次々と明るみに出ます。

自分がスノーデンの立場だったら、国を相手取り告発出来るだろうか?
そこまで勇気の無い自分には、スノーデンがヒーローに見えました。

現在はロシアで恋人と幸せに暮らしている事で少し救われました。

また、ハリウッドの協力が得られ無くても諦めずに映画化し、世界配給に漕ぎ着けたオリバーストーン監督にも敬意と感謝を表します。

 告発に至るスノーデン氏の心の動きが良く分かり事の起こりにも合点がいきました。本を読むより先にこの映画を観た方が良いかもしれません。オリバー・ストーン監督のインタビューもネットで読みましたが、自分たちは既にサイバー戦争の最中にあるという事を知りました。
事件当時、日本ではあまり大きな騒ぎにはならなかった記憶がありますが、日本側もNSA経由で選別された情報提供を受けているらしいです。
55分あたりから横田基地における日本での話が出て来ますが、我々のインフラに埋め込まれたsmall programsは健在なのでしょうね、日本政府が抗議して無害化したとは考えにくい。喉元に匕首を突きつけられた状態です、すごく不安ですね。

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