鉄道記 (写真記シリーズ) の感想

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2歳の子どもが鉄道が大好きで、図鑑などを買い与えていたのですが、書店の本棚でたまたま見つけたのがこの本。写真家である作者が取りためた鉄道写真を、「新幹線」「寝台列車」などとテーマ別に図鑑風に編集してあります。日本の四季をフルに取り込んであり、桜や菜の花、紅葉や大雪の中を列車が疾走しているので、ただの図鑑だと「ＭＡＸ」だの「スーパー何とか」だのいうだけなのに、小さな子どもと「きれいな花だねえ、何のお花？」とか、「いっぱいの雪だねえ、すごいねえ」などと電車を導入にいろいろな話ができます。写真が抜群に美しいだけでなく、車掌さんや保線の人々の仕事にスポットを当てたり、都会や地方を比較したりと、「鉄道」をテーマに実に世界を広く、深くとらえていて、感動しました!これを子供向けの本として企画した出版社の方、日本にはもっともっとこんな本が必要です。敬服しました。ただ、もう少し安価だと手に取りやすいのですが。。。いずれにしろ電車好きのお子さんをお持ちなら、お勧めの一冊です。