この素晴らしい世界に祝福を! 2第5巻限定版 [Blu-ray] の感想

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観光旅行気分の主人公一行と

宗教的狂気丸出しの地元住人たちが

愛する故郷＆信徒たちの危機に対し

勇気とスキルを振り絞ることによって

「正義のヒーロー＆ヒロイン」へと進化していく姿を

ロールプレイング・ゲーム的チームバトルと

ドタバタ喜劇風味を融合させながら描いたストーリーと

ギャグ漫画とシリアス劇画の味わいが

絶妙のバランスで配合された絵柄＆演技が

一体となった第９話・１０話を収録した巻であります。

まさに「主要メンバー」以外の登場人物に対する描写力と

独特のバランス感覚でシリアスと悪ノリを共存させる

映像＆作劇法が冴え渡る

「この素晴らしい世界に祝福を！」セカンドシーズン最終巻であると

言えるでしょう。

（ヒロインたちが巻き起こすトラブルの数々に

不平不満を並べながらも

彼女たちと歩み続ける事を選んだ主人公と

主人公の「無気力＋セクハラ男的側面」を承知の上で

彼を信頼し、冒険を共にするヒロインたちの輝きと

　異世界系萌え作品の「王道」に即した

ストーリー＆キャラクターを

あえて同系作品に比べて「売れにくい」方向へ進んでいく

スタッフ＆キャスト陣の輝きが一体化していくことによって

ファンタジー・コメディの枠を越えた「感動作」へと

成長していく姿を再認識させてくれる巻であるという事も見逃せません。）