宇宙兄弟(23) (モーニングコミックス) の感想

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参照データ

タイトル宇宙兄弟(23) (モーニングコミックス)
発売日2014-03-20
製作者小山宙哉
販売元講談社
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

意地でも何でもいい。次のドアに手を伸ばし続けるんだ。
この言葉は、宇宙飛行士のような選ばれた人でも、簡単に宇宙飛行士になった訳では無いことを示唆している。天才だから努力なんて無縁、なんてことは無いのである。私達はそれを理解しようとせず、あの人達は大した努力をしなくても何でもできる。と勘違いする。そして努力することを諦める。夢を叶えることは簡単では無いのである。

22巻の発売から約5ヶ月、宇宙兄弟待望の第23巻です。
宇宙兄弟という作品は本当にすごい作品ですね。現実に彼らがどこかで宇宙を目指していると思えること、そして読後に宇宙との距離が確かに近づいたように思えることは特筆すべきだと思いました。どの一冊を取っても、読み終えた後に宇宙がより近くに近づいたように、より親密なものになったように思えます。時には彼らの言葉によって、また時には彼らの行動によって、自分が一つの星の上に立っていること、宇宙に包まれていることを実感します。ムッタが宇宙に近づくことで読者も宇宙に近づくことができる、そんな生きた感動を常に与えくれる作品です。
何巻のことだったのか忘れてしまったのですが、ムッタは弟のヒビトが月に降り立ったことで日本人にとって月が近くなる、という力強い発言をしました。詳しくは書きませんが、この23巻は、読者の我々の視点としてその言葉がより実体を持ってより力強く迫る一冊になっています。各エピソードの完成度の高さはもちろん、宇宙兄弟ならではのくすりと笑える話、胸に迫る物、目頭が熱くなるような展開、不安を残すような楔、次の展開を予感させる契機がちりばめられて、読み終えた後にもそれぞれが余韻を残します。
現実を基盤に、そしてまた現実の延長を書いているだけあって、夜に空を見るのが一つの楽しみになりますね。にゃんぼ。

モーニングで宇宙兄弟の連載が休載がちで、また連載が再開されても隔週連載ということで作者の小山さんの体調を案じていたのですが、宇宙兄弟のアニメーション映画の原作、脚本に取りかかっていたと知り、安心と同時に楽しみがまた一つ増えたような喜びが在りました。ただ、次巻の発売が遠ざかってしまうのは少し残念ですが。
コミックから話題がそれますが、宇宙兄弟のアニメーションも本当に素晴らしいです。復習の意味をかねて毎週視聴しているのですが、各エピソード毎にコッミクとは違う感動の揺さぶられ方をするように思います。

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