Hearts の感想

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Americaが1975年にリリースした5thアルバム。当時はJeff Beckのプロデュースの方が有名でしたが、本作も前作に引き続きGeorge Martinがプロデュースおよびアレンジを担当したアルバムです。この頃になるとアコースティック色は大分薄れエレクトリック色が強くなりますが抜群のコーラスワークは健在で楽曲もメロディーラインが秀逸な曲が多く挿入されています。オープニングを飾る『Daisy Jane：ひなぎくのジェーン』（全米第20位）、カントリー調の『Old Virginia』、ストリングスを駆使した『The Story Of A Teenager』、イントロのスライドギターが印象的な大ヒット曲の『Sister Golden Hair』（全米第1位）等です。そしてGeorge MartinとAmericaの相性が良くピッタリと合っている様な印象を受けます。4.0chサラウンドの方もリア・スピーカーからバック・コーラース、エレクトリック・ギター等の独立した音源が出力され、音の広がり方、音の分離、各パート楽器がクリアーに聞こえ中々良い出来だと思います。