数こそ質なり 「人の10倍の手術数」の心臓外科医が実践するプロの極意 (ノンフィクション単行本) の感想
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参照データ
タイトル | 数こそ質なり 「人の10倍の手術数」の心臓外科医が実践するプロの極意 (ノンフィクション単行本) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 新浪 博士 |
販売元 | KADOKAWA/角川書店 |
JANコード | 9784041107386 |
カテゴリ | ジャンル別 » ノンフィクション » 科学 » 医学 |
購入者の感想
本書は
年間300例以上の手術を行っていらっしゃる
心臓外科医が書いたノンフィクションです。
(個々の症例についての記述というよりも)
いかにして心臓外科のプロフェッショナルになることができたか
というコツや極意について説いておられます。
ドラマ『白い巨塔』で田宮二郎が演じた財前五郎にあこがれて医師をめざし
現在の埼玉医科大国際医療センター心臓血管外科教授として活躍するまでの
自伝的なエピソードも含まれていて読みやすいです。
たまたまAmazonで購入して一気に通読しました。
細かい点はさておき
最大の感想は「やっぱり苦労をしなければプロフェッショナルにはなれない」です。
具体的には
「病院や医局に泊まり込んで(ある程度プライヴェートは犠牲にしつつも)
臨床(手術や術後管理)に打ち込む必要がある」
という再認識です。
同じ心臓外科の分野で
天野篤先生も病院によく泊まり込むと書いておられたし
脳外科の分野でも
福島孝徳先生は24時間病院に住み込みのようにして修業されたというし
B-cellで抗体の遺伝子の再構成を解明した
利根川進先生(1987年度ノーベル医学・生理学賞受賞)も
バーゼルでは寝食以外の時間は研究に熱中されたし
iPS細胞を作った
山中伸弥先生(2012年度ノーベル医学・生理学賞受賞)も
グラッドストーン研究所で「成功する秘訣はVWだ」
V=Vision
W=Work Hard
と教えられたそうです。
一生懸命働く。
苦労して働く。
それが
「医学や生命科学という難しい分野で成功する基本だなあ」
と私は感じました。
と言って
本書は決して、かたぐるしい精神論の本でもありませんし
根性論を説く本でもありません。
年間300例以上の手術を行っていらっしゃる
心臓外科医が書いたノンフィクションです。
(個々の症例についての記述というよりも)
いかにして心臓外科のプロフェッショナルになることができたか
というコツや極意について説いておられます。
ドラマ『白い巨塔』で田宮二郎が演じた財前五郎にあこがれて医師をめざし
現在の埼玉医科大国際医療センター心臓血管外科教授として活躍するまでの
自伝的なエピソードも含まれていて読みやすいです。
たまたまAmazonで購入して一気に通読しました。
細かい点はさておき
最大の感想は「やっぱり苦労をしなければプロフェッショナルにはなれない」です。
具体的には
「病院や医局に泊まり込んで(ある程度プライヴェートは犠牲にしつつも)
臨床(手術や術後管理)に打ち込む必要がある」
という再認識です。
同じ心臓外科の分野で
天野篤先生も病院によく泊まり込むと書いておられたし
脳外科の分野でも
福島孝徳先生は24時間病院に住み込みのようにして修業されたというし
B-cellで抗体の遺伝子の再構成を解明した
利根川進先生(1987年度ノーベル医学・生理学賞受賞)も
バーゼルでは寝食以外の時間は研究に熱中されたし
iPS細胞を作った
山中伸弥先生(2012年度ノーベル医学・生理学賞受賞)も
グラッドストーン研究所で「成功する秘訣はVWだ」
V=Vision
W=Work Hard
と教えられたそうです。
一生懸命働く。
苦労して働く。
それが
「医学や生命科学という難しい分野で成功する基本だなあ」
と私は感じました。
と言って
本書は決して、かたぐるしい精神論の本でもありませんし
根性論を説く本でもありません。