NEC AtermWG1800HP(HPモデル) PA-WG1800HP の感想

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自宅の光回線をNTTのフレッツギガファミリーへ変更しました。回線変更に伴いルーターが新しい無線規格であるIEEE802.ac対応に変わったので既存のイーサーネットコンバーター（IEEE802.n対応300M）をIEEE802.acに対応させるために購入しました。

これまで使っていたイーサーネットコンバーター（プラネックス社のMZK-SC300D）より接続ポート数が多く、IEEE802.n接続での最大速度もこれまでの300MBから450MB に増速となり実際の体感速度が改善して満足しています。

ただ、本機をイーサーネットコンバーターとして使う場合、電波帯が５GHzに限定されるようで家屋条件によって体感速度は変化すると思います。

性能は問題ないですが、親機で使用した場合は他の方が書いているように発熱が気になります。
子機で使用した場合、発熱は問題無いレベルです。
本機にはUSBポートがあるので、自分は親機で使用している物には
USBケーブルとPC用12cmFAN(5vで動作する物)を加工し接続させて強制冷却しながら使用しています。

光ケーブル上り下り１GIGA bpsを導入した機会にハイスピードを最大限活かそうと購入しました。
期待通り非常に速く、最高解像度で高フレームの映画が途切れず余裕で見れます（有線LAN、無線LAN室内）。
しかし真夏に日中留守にして帰宅すると、暑くなった室内で、このルーターはほとんどいつも熱暴走のエラーで固まっていました。
いわば熱中症でダウンです。

通信速度が非常に高速処理され、出力電波も強力なので、それだけLSIチップから発熱しやすく、しかも側面が密閉されたボディーなので、高性能に比例して、熱が中にこもりやすい宿命にあるわけです。高性能がゆえの欠点です。

ACアダプターを本体から抜いて再起動すれば一応復活しますが、間もなく再発します。

対策をいろいろ試し、最終的には、
（１）本体ボディーの上と下の換気口を「かなり大胆に」削って広げました。
（２）さらにクリアホルダー を丸めてホッチキスで止めてつないだ煙突（高さ50cmの筒）を本体上部に「ピチピチに」はめて換気を促すようにしました。　
ピチピチに隙間なくはめる方が良いのは、煙突の中の暖かい空気の浮力でケース内の熱気を吸い上げるので、ケース周囲との隙間が少ないほど「吸引力」が効率よく働くからです。そして高い煙突ほど吸引力が強くなります。

この二つの対策で、ケースに触れないほど（左側面中央で約60℃！）熱かった発熱を40度位までに下げることに成功しました。改造後の温度は　放射温度計

スマートフォンのアプリでQRコードを読みこめば初期設定のパスワードやSSIDなどを簡単に確認できます。
設定も簡単で不自由ありません。

2.4GHzと5GHzに対応していますが、それぞれ別のSSIDになっているタイプです。

家は軽量鉄骨の3階建てで、こちらを2階に置いて使用しています。
iPhone 5sで検証してみましたが、5GHzだと3階は充分届いているのですが、1階へ行くと少し弱くなります。
2.4GHzであればどこにいても充分に届いています。
acにも対応しているので充分に速いです。

この製品には電力の消費を抑える「エコモード」というのがありますがこれをオンにすると電波がかなり弱くなってしまいます。使用する際はエコモードをオフにしておいたほうがいいでしょう。