エネルギーと原発のウソをすべて話そう の感想

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タイトルエネルギーと原発のウソをすべて話そう
発売日販売日未定
製作者武田邦彦
販売元産経新聞出版
JANコード9784819111317
カテゴリジャンル別 » 科学・テクノロジー » エネルギー » 核・原発問題

購入者の感想

本書は福島原発事故後のエネルギー問題を考えるとき、必読書です。
武田先生の原発、エネルギー関連の著書も読んでいますが、福島原発事故後にエネルギー問題を語ったことに大きな意味があると思います。
武田先生は事故後、原発のウソについて積極的に発言されていますが、原発がダメでもやはり自然エネルギーは日本のエネルギーとしてカウントできないという主張には誠意を感じます。科学的に、ダメなものはダメだという先生の勇気には頭が下がります。

原発はいまのままでは動かせない。止めるしかありません。
武田先生は当面は火力で大丈夫と試算しています。
でも石油石炭は有限です。(この有限の試算がまた面白いですが)
では、自然エネルギーなのか。
著者は自然エネルギーという幻想のエネルギーに頼るのは間違いだと言います。どうあがいても日本では大きなエネルギーにはならないからです。自然エネルギーは自然を破壊する現実と向き合うべきだと言います。

原発がダメだから自然エネルギー、という構図は、電気が足りないから原発という思考停止と同じだということがよくわかります。
思想ではなく「科学的に」本当のことを知らなければ、また同じように何かに騙されます。

原発反対派は自然エネルギーに飛びつき、原発推進派は原発事故を反省しない。この状況に警鐘を鳴らしているのが本書です。
また地震予知という忘れられたウソについても武田先生は、忘れていません(笑)
このような日本の社会について、本書は他の著書と比べても深く考察しているので、読者も深く考えさせられます。オススメです。

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