夜の彷徨(さまよい)<FUSION 1000> の感想

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参照データ

タイトル夜の彷徨(さまよい)<FUSION 1000>
発売日2014-06-25
アーティストラリー・カールトン
販売元ワーナーミュージック・ジャパン
JANコード4943674178162
Disc 1 :ルーム335
彼女はミステリー
ナイト・クロウラー
ポイント・イット・アップ
リオのサンバ
恋のあやまち
希望の光
昨日の夢
カテゴリミュージック » ジャンル別 » ジャズ・フュージョン » フュージョン

購入者の感想

 30数年前、アナログ盤をホントに擦り切れる程聞きまくりました。この度 Fusion Best Collection 1000 として発売された日本盤(24bit digital remastering)を購入し、輸入盤オリジナルCD(MCAD-42245)と較べてみました。
 アナログ盤で聞いていた当時から感じていたことですが、このレコーディング決して目を閉じて聴いていても手の届くところでハイハットやスネアが鳴っている、というような臨場感に溢れた演出では決してありません。上質なソフトフォーカスの写真を見るのに似た、歯切れの良い演奏を薄いレースのカーテン越しに、すぐ傍で聴いているような音像です。きっと後で合わせたストリングスとのバランス感覚から生まれた産物ではないかと思っています。超テクニシャン揃いの熱い演奏をどこか冷めた耳で聴く、それがとても不思議で新鮮な感覚だった記憶があります。MCAD-42245盤はその雰囲気を良く保ったリマスタリングだと思います。だからもちろんバランスも良いし、リズムセクションに耳を傾けても、細部までvividに伝わってきます。評価が高いのは当然だと思います。でも思った程にはカールトンのギターが前面に迫って来ない印象があるんですよね。
 さて今回日本で発売された 24bit digital remastering盤はカールトンのギターサウンドを正面に据えて表現した意図を感じるつくりです。グリッサンドやプリングオフ・ハンマリングオン、ピッキングノートかノンピッキングノートかなど、プレイのディティールが余すところなく再現され、何としてでもカールトンのプレイを盗み取ってやろうというギターキッズには、またとないプレゼントでしょう。その分、全体のバランスは崩れ、バック、とくにリズムセクションの音像はボヤけています。M-4のフェーザー処理されたポーカロの速いパッセージのハイハットや、コーラスを利かせたローズの音が埋もれてしまうのは当然の結果だと思います。
 ですから結論としては、どちらがbetterかというものでもなく、どんな聴き方をするかで評価が違ってくるでしょう。
 確実に言えることは、ソースである演奏は最高だということ。これに尽きますね。

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ワーナーミュージック・ジャパンから発売されたラリー・カールトンの夜の彷徨(さまよい)&lt;FUSION 1000&gt;(JAN:4943674178162)の感想と評価
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