受験英語と日本人 ――入試問題と参考書からみる英語学習史 の感想
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参照データ
タイトル | 受験英語と日本人 ――入試問題と参考書からみる英語学習史 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 江利川 春雄 |
販売元 | 研究社 |
JANコード | 9784327410766 |
カテゴリ | 人文・思想 » 言語学 » 英語・英語学 » 英語学 |
購入者の感想
自分がお世話になった『英文解釈教室』をはじめ懐かしい参考書が著者の人となりとともに紹介されていて、自分の世代の参考書だけでなく、もっともっと昔の英語参考書を読んでみたいな、復刻されないかな、なんてことを思いました。
受験英語は常に批判に晒され続けてきた。役に立たない使えない英語だ、というのがその主な論調である。
しかし、受験英語といういわば世間の悪者が、実は日本人の英語力を支えてきた事実を、我々は認識する必要があるのではないだろうか。
本書は受験英語を正当に評価しようと試みたものである。
明治〜現代の参考書を用いて英語教育の歴史を考察する構成で、全体的に読みやすい文章でありながら、非常に読み応えのある内容となっている。
ところどころに入る筆者の教育行政へのコメントも考えさせられるものが多い。
受験英語とはどのような存在だったのか、そして今後英語教育はどこに向かうべきなのか、英語教育が一つの転換を迎えようとしている今だからこそ
読んでいただきたい一冊である。
受験英語に焦点をあてた研究が他に見当たらなかったこと、そして非常に内容が充実していることから、文句なしの星五つ。
しかし、受験英語といういわば世間の悪者が、実は日本人の英語力を支えてきた事実を、我々は認識する必要があるのではないだろうか。
本書は受験英語を正当に評価しようと試みたものである。
明治〜現代の参考書を用いて英語教育の歴史を考察する構成で、全体的に読みやすい文章でありながら、非常に読み応えのある内容となっている。
ところどころに入る筆者の教育行政へのコメントも考えさせられるものが多い。
受験英語とはどのような存在だったのか、そして今後英語教育はどこに向かうべきなのか、英語教育が一つの転換を迎えようとしている今だからこそ
読んでいただきたい一冊である。
受験英語に焦点をあてた研究が他に見当たらなかったこと、そして非常に内容が充実していることから、文句なしの星五つ。