ゆめくい小人 (世界の絵本) の感想

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『まどろみ国の王女さまが眠れなくなった！！』という一大事に、
王様とお后様が手を尽くしますが、王女さまは眠れない。
とうとう王様自身が、王女さまを救う方法を求めて旅に出た。そこで出会ったのは…

子どもと一緒に読み始めて、「え？！］という結末で困ったことがあったので、
自分が先に読んでから読み聞かせることにしています。

お話自体は「おやすみ」の儀式にいいのですが、ゆめくい小人と出会う荒野の絵、
ゆめくい小人の姿が、あまりにも暗く不気味なので、怖がりの娘に読み聞かせると
厄介なことになりそうだと判断。そのまま返却するつもりでした。
ところが子どもが見つけて、せがまれて渋々読み始めました。
問題の荒野の絵には「あ、この木顔になってる、変な木だね〜」くらいで
ゆめくい小人に至っては「かわい〜！！」と…　
たった１回で「おまじない」を覚えてしまい、寝る前にブツブツ。

何度も何度も借りるので主人が見かねて購入したほど、お気に入りになってしまいました。
私は、何度見ても不気味としか思えないのですが、あのまま返却していたら、
娘はこの本に出会えなかったかもしれない…そう思うと自分の好きな本、
自分の感覚で決めちゃいけないなぁと反省させられた１冊でした。