スノーピアサー [Blu-ray] の感想
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参照データ
タイトル | スノーピアサー [Blu-ray] |
発売日 | 2014-06-27 |
監督 | ポン・ジュノ |
出演 | クリス・エヴァンス |
販売元 | KADOKAWA / 角川書店 |
JANコード | 4988111145888 |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » 外国映画 » アクション |
※サンプル画像
購入者の感想
設定だけ聞くとまたぞろ考え無しのバカ映画か、
と思いたくなるのがむしろ当然のヤケクソ終末SFですが、
ツッコミ処に輪をかけて満載の魅力的な細部に圧倒されます。
空虚な大作なら4〜5本分の名優キャストは本気度高い怪演だし、
次々登場するギミック&エピソードが一筋縄ではいかない曲者揃い。
これで物語りの整合性や実現度にこだわりすぎて、
疾走する寓話の悪夢を楽しめないのでは、いかにも勿体無い。
どこかで見たような成行きも小道具も必らず一捻りツイストがあって、
当然こうなるであろうラストにも空虚で滑稽な余韻がたっぷり。
良いじゃありませんか、
全ての観客がアメリカ人になる事は無い。私ァ気に入ったね。
と思いたくなるのがむしろ当然のヤケクソ終末SFですが、
ツッコミ処に輪をかけて満載の魅力的な細部に圧倒されます。
空虚な大作なら4〜5本分の名優キャストは本気度高い怪演だし、
次々登場するギミック&エピソードが一筋縄ではいかない曲者揃い。
これで物語りの整合性や実現度にこだわりすぎて、
疾走する寓話の悪夢を楽しめないのでは、いかにも勿体無い。
どこかで見たような成行きも小道具も必らず一捻りツイストがあって、
当然こうなるであろうラストにも空虚で滑稽な余韻がたっぷり。
良いじゃありませんか、
全ての観客がアメリカ人になる事は無い。私ァ気に入ったね。
この映画には多くのキャラクターが登場ます。
革命を目指す主人公。無鉄砲な若者。
年老いた賢者。戦闘スキルの高い付き人。
太っている黒人のお母さん。その子供。
片腕を失っても息子を探し続ける男。
後方車両の歴史を綴る絵描き。
プロテインを製造し続ける男。
列車のセキュリティのプロ。その娘。
列車「スノーピアサー」を生み出した創造主。
創造主の右腕である女総理。
主人公らに息子を殺され復讐に燃える男。
タマゴ頭のタマゴ売り。妊娠している女教師。
常に拡声器を持つ車掌。巻尺で測るクセを持つ女。etc・・・。
普通これだけキャラが多いと誰が誰だか状態になってしまいますが、
皆が個性の塊のようなキャラばかりなので、その心配はありませんでした。
むしろこれだけのクセの強いキャラたちを、よく一つの作品に収めたなと思います。
ですがそのほとんどが列車「スノーピアサー」で巻き起こる暴動の最中で死んでいくので、
その辺は結構ドライです。
主要人物たちもわりとあっさり死にます。
人間たちの格差社会とそれに対する暴動を描いているので、
血で血を争うバイオレンスな映画ではあります。
ですが随所にポン監督独特のユーモアが溢れていますし、希望を感じさせるラストとなっているので、
鑑賞後は「良い映画を観たな」と満足した気持ちになれると思います。
そしてメイキングでは映画の裏側をたっぷりと収録しています。
列車のクネクネとした動きを再現するために「ジンバル」という舞台装置を作ったこと、
各セクションのセットを1両ごとに並べて作っていることなど、
スタッフの裏話が満載です。
またポン・ジュノ監督は撮影監督といくつかルールを決め、
列車は常に左から右に走らせる、
最後尾は左側、富裕層の先頭は右側という流れを徹底するなど、
観客の視点を一定にして観やすくするよう工夫したそうです。
革命を目指す主人公。無鉄砲な若者。
年老いた賢者。戦闘スキルの高い付き人。
太っている黒人のお母さん。その子供。
片腕を失っても息子を探し続ける男。
後方車両の歴史を綴る絵描き。
プロテインを製造し続ける男。
列車のセキュリティのプロ。その娘。
列車「スノーピアサー」を生み出した創造主。
創造主の右腕である女総理。
主人公らに息子を殺され復讐に燃える男。
タマゴ頭のタマゴ売り。妊娠している女教師。
常に拡声器を持つ車掌。巻尺で測るクセを持つ女。etc・・・。
普通これだけキャラが多いと誰が誰だか状態になってしまいますが、
皆が個性の塊のようなキャラばかりなので、その心配はありませんでした。
むしろこれだけのクセの強いキャラたちを、よく一つの作品に収めたなと思います。
ですがそのほとんどが列車「スノーピアサー」で巻き起こる暴動の最中で死んでいくので、
その辺は結構ドライです。
主要人物たちもわりとあっさり死にます。
人間たちの格差社会とそれに対する暴動を描いているので、
血で血を争うバイオレンスな映画ではあります。
ですが随所にポン監督独特のユーモアが溢れていますし、希望を感じさせるラストとなっているので、
鑑賞後は「良い映画を観たな」と満足した気持ちになれると思います。
そしてメイキングでは映画の裏側をたっぷりと収録しています。
列車のクネクネとした動きを再現するために「ジンバル」という舞台装置を作ったこと、
各セクションのセットを1両ごとに並べて作っていることなど、
スタッフの裏話が満載です。
またポン・ジュノ監督は撮影監督といくつかルールを決め、
列車は常に左から右に走らせる、
最後尾は左側、富裕層の先頭は右側という流れを徹底するなど、
観客の視点を一定にして観やすくするよう工夫したそうです。