世界一わかりやすい! 基本がしっかり身につく英会話 の感想
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参照データ
タイトル | 世界一わかりやすい! 基本がしっかり身につく英会話 |
発売日 | 2012-12-21 |
製作者 | 世界英語研究会 |
販売元 | 株式会社レゴリスイノベーション |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | ジャンル別 » 語学・辞事典・年鑑 » 英語 » 英語よみもの |
購入者の感想
内容はよくある「海外旅行の役立ちフレーズ集」そのものです。「世界一わかりやすい」という惹句がふさわしいような特別な工夫は感じないのですが、海外旅行に出る時お守りとしてキンドルに入れていけば心強いですし、できればこれらが口からスラっと出るように練習しておくと、最低限のやり取りでビビらずに済み、旅がよりアクティブに楽しめたと感じられる場面が多そうです。若い人なら丸暗記できるでしょう。でも、全部覚えても「会話」は無理ですよ。話が切り出せるだけです。「ここに座ってもいいですか?」「どうぞ」「ありがとう」これは挨拶であって、会話じゃありません。会話とはここから先に続く自発的で予測不可能なやりとりのことです。日本語に置き換えて想像してみればわかることですが、短い基本例文を覚えただけで会話ができるなんてことはありません。
さて、この本にはネイティブ・スピーカーあるいはそれに近い英語レベルの人は関わっていないんだろうな、というのが読み始めてすぐ登場する「今何時ですか?」→"What time is it now?"の文例で強く推測できます。これが、実際の英語話者なら、人にちょっと時間を尋ねる場面で絶対に使うはずのない、いわば文科省英語の一つであることはググればいろんな人が指摘していて(BBCのポッドキャストでも、普通は"Have you got the time?"など他の言い方をすると、わざわざ特集組んで言ってたのを思い出しました)、「世界英語研究会」さんも受験英語の申し子なのかと、身につまされました。
さて、この本にはネイティブ・スピーカーあるいはそれに近い英語レベルの人は関わっていないんだろうな、というのが読み始めてすぐ登場する「今何時ですか?」→"What time is it now?"の文例で強く推測できます。これが、実際の英語話者なら、人にちょっと時間を尋ねる場面で絶対に使うはずのない、いわば文科省英語の一つであることはググればいろんな人が指摘していて(BBCのポッドキャストでも、普通は"Have you got the time?"など他の言い方をすると、わざわざ特集組んで言ってたのを思い出しました)、「世界英語研究会」さんも受験英語の申し子なのかと、身につまされました。