『当たり前』の積み重ねが、本物になる ~凡事徹底――前橋育英が甲子園を制した理由~ の感想

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この監督の口元には年齢に不相応な幾つものシワがあります。
監督の顔色を窺いプレーが小さくならないように、ミスを恐れずに生徒がプレー出来るように
常に口角を上げて、穏やかな表情で生徒たちに安心感を与えているのが伝わってきますね。

ボーイズで硬球に慣れたエリートたちが多い中、多くの軟式上がりの選手を３年間で勝てる選手に
育てるのは、この監督が掲げる『凡事徹底』が一つの答えなんだと教えてくれています。

学ぶ事に終わりは無いので、この本を通じ学んだ事を仕事人生に活かして行ければと思っています。

野球問わず荒井監督の様な日本人指導者が増える事を期待します！

2013年夏の甲子園大会を制した群馬県前橋育英高校の
野球部監督である荒井直樹さんの著書である。

一躍時の人となった荒井監督の人生訓「凡事徹底」は
優勝当時、多くの日本人の心をとらえた。

「育英高校の練習は、毎日毎日、ひたすら同じ事を
繰り返す反復練習です。」
まさにその通り。守備と走塁を軸に、キャッチボール
からノック、打撃練習。どれもすべて、基本にこだわ
り、飽きるほどの反復練習を積み重ねる。
それが、全国制覇を成し遂げた野球部の練習なのだ。

「当たり前」を積み重ねることが成功につながる。

これは、野球だけでなく、あらゆることに通じる話では
ないだろうか。

野球にかかわっていない人たちにもぜひ読んでほしい
一冊である。