Ando: Complete Works 1975-2014 の感想

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安藤忠雄さんの仕事のほぼ全体をカバーしてる本です。
表紙は違いますが、大型本のやはりComplete Works1975-2010の縮刷版で内容は同じものに2010〜2014の作品を追加したものとなっています。
縮刷といっても、もとの本が大きすぎるだけでこの本でも十分大きいです。
それにしてもものすごい仕事量ですね。しかも代表作だけでなく、それぞれの作品の平均的クオリティが非常に高いのも安藤さんの建築の特徴と思います。新建築の月評で内藤廣さんが「もはや様式と呼んでもよい」と書かれていましたが、まさにその通りと思います。
一つ一つの作品の内容は浅いですが、あれ、どんなだったっけというようなときに一冊にまとまっているとわかりやすくていいですね。
詳細が知りたい場合は安藤さんの作品集は時代に分けたものからディテールに関するものまで非常にたくさんあるので、
そちらを参照すればよいと思います。
1冊にまとまったANDO本のなかではコストパフォーマンス抜群だと思います。