WiLL (ウィル) 2014年 07月号 [雑誌] の感想

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タイトルWiLL (ウィル) 2014年 07月号 [雑誌]
発売日2014-05-26
販売元ワック
JANコード4910183970747
カテゴリジャンル別 » 雑誌 » 人文・思想・社会・歴史 » 人文・社会・政治

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「セウォル号沈没事故 韓国の『愚韓』『呆韓』『哀韓』全記録」で、室谷克美氏は、「パリパリ(急いで、急いで)文化」のうえに「ケンチャナヨ(気にするな)」対応、そして日常的であり過ぎるので「汚職」と認定されない”取り締まる者と取り締まられる側の癒着”、つまり、あまりにも韓国的な日常のなかからセウォル号沈没は起きたのだ、と述べている。
韓国では、少額の賄賂は賄賂のうちに入らず、多くの自治体には「○○ウォン以上をもらった場合は・・・」との懲戒規定があり、その範囲でなら、関係業者から金を貰ってもいいのである。積荷の安全検査をする運航管理者が、安全性を無視した改造をしたうえ、過積載を繰り返したセウォル号を野放しにしてきたのも、この癒着によると言える。
また、乗務員たちが乗船券よりも安い運賃で人を乗せ、その金を自らの懐に入れる慣行もあるため、正確な乗客数は分からないという。現に、乗船者名簿になかった外国人の遺体が収容されているという。
船長が乗客を置き去りにして脱出した「責任者先逃」も、朝鮮半島の伝統とも言える、と室谷氏は述べている。身分が高い人は危険なところに近寄らず、危険が迫ったら下の者に防戦を命じて自分は先に逃げる、ということが朝鮮半島の歴史で度々繰り返されてきた。事件・事故の度に、地位が高い人は責任を逃れてきたのだ。
韓国は汚職を根絶することで倫理的に生まれ変わり、「ケンチャナヨ」精神を捨てることで精神的に生まれ変わらないと、未来は真っ暗闇だ、と締めくくっている。

「日本を悪魔化する朝日新聞」で、古森義久氏は、安倍政権の集団的自衛権の行使容認に対して、「国家権力の暴走」「戦争加担の恐れ」「際限のない軍拡競争につながる」「「ナチスの手口」などと、日本を危険な存在とする朝日新聞や日本共産党を批判している。
集団的自衛権というのは全世界どの主権国家も保有しており、その行使を禁止する国家は、日本以外にない。その日本が他の諸国並みの権利を主張すると、日本が明日にでも侵略戦争を始めるような調子で、日本自身を糾弾するのである。

4月24日、フランシスコ・ローマ法王は、韓国カトリック教会大田(テジョン)教区長と接見した席で、沈没事故に哀悼の意を表しつつ、「韓国民がこれまでの過去と訣別して倫理的・霊的に生まれ変わること」を望むと伝えた。このことを日本のマスコミは報道しなかったが、韓国社会では驚愕と戦慄が走ったという。

セウォル号沈没事故の真実 韓国の「愚韓」「呆韓」「哀韓」全記録   室谷克実

セウォル号事件の次第は、マスコミの報道の通りである。しかし、室谷によれば「その沈没事故は『韓国という腐敗したシステム』が産み出した」ものである。
では、「韓国という腐敗したシステム」とは、何か。既に多くの書物で室谷が指摘していることだが、例えば、「パリパリ(急いで急いで)主義」。そのためには、手抜き工事も設計ミスも厭わない。検査は賄賂でごまかし、逮捕されても、検察官は賄賂その他でどうにでもできる。日本の中古の船を買い付けて、「整形手術」を施し、「豪華クルーズ船」として客を呼ぶ。過積載で儲け続けて、沈没すれば船長から真っ先に逃げ出し、恥じる気もない。無能な海洋警察。跋扈する従北派のなりすまし遺族。記念写真を撮る公務員たち。沈没事故の「人災性」が明らかになってからの、朴槿恵の責任逃れ、演技性あふるる「ナミダ」「なみだ」「涙」・・・。
普通の日本人が見たら、「悪夢」のような世界だが、またぞろ後から聞こえて来るではないか。「ケンチャナヨ!!!」

クリミア後の世界新秩序と日本   中西輝政

「ウクライナ危機」の本質を、世界史的パースペクティブで考察する本論は、今月号の白眉である。
「欧米にとっては、掛け値なしの『歴史的危機』であるにもかかわらず、日本にはその危機感が全くない」。中西は、言う。
「ウクライナ危機は、25年間続いた『冷戦後の世界』の終わりを告げるものと断言していいだろう」。堀辰雄の言いぐさではないが、一つの時代が明らかに終わろうとしているのである。

中西は、ウクライナ危機三つの背景を指摘する。
まず、第一に「欧米の勇み足」である。

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