システムインテグレーション崩壊 ~これからSIerはどう生き残ればいいか? の感想
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参照データ
タイトル | システムインテグレーション崩壊 ~これからSIerはどう生き残ればいいか? |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 斎藤 昌義 |
販売元 | 技術評論社 |
JANコード | 9784774165226 |
カテゴリ | ジャンル別 » ビジネス・経済 » IT » ビジネスとIT |
購入者の感想
IT業界への就職を考えている就活生ですが、SI業界の業界理解を深めるために購入しました。
「ウォーターフォール」とは何かくらいは説明出来る程度の知識量で本書を読みました。
時々現れる分からない単語は、検索して意味を調べながら読み進め、大方の内容は理解する事が出来ました。
クラウドの出現などにより既存のSIビジネスの将来性が危うい事は何となく知っていましたが、具体的にどういう事なのか理解する事が出来ました。
タイトルが煽り気味でミスリーディングを与えられたのと、読みにくい文章が何箇所かありましたが、内容は建設的でしっかりしています。
「ウォーターフォール」とは何かくらいは説明出来る程度の知識量で本書を読みました。
時々現れる分からない単語は、検索して意味を調べながら読み進め、大方の内容は理解する事が出来ました。
クラウドの出現などにより既存のSIビジネスの将来性が危うい事は何となく知っていましたが、具体的にどういう事なのか理解する事が出来ました。
タイトルが煽り気味でミスリーディングを与えられたのと、読みにくい文章が何箇所かありましたが、内容は建設的でしっかりしています。
日本のIT業界を支えてきた、請負開発でリスクと完成責任を負うのに工数x単価で金額が縛られるウォーターフォール型のプロジェクト開発のビジネスモデルや単なる派遣型のビジネスモデルを、環境の変化に合わせて別のビジネスモデルに変えてゆくべき、ということを主張している本です。
そうしなければならない大きな理由として著者は、構造的不幸、テクノロジーの進歩、ユーザーニーズの変化を挙げています。そして、コモディティ化、クラウド、OSSの台頭、グローバル対応、アジャイル型請負開発といったトレンドをこれらに絡めて説明しています。また、サービスを直販する、お客様のCIOの役割を果たす、ソリューション営業からイノベーション営業へ、組織の収益区分や業績評価の基準を変える、といったことをいくつかの例を交えて提言しています。
読みやすい本で、すべて白黒印刷ですが、適時表や概念図が加えられています。内容的には、昨今言われていることを著者なりの視点でまとめ直したという感じで、個人的にはそれほど新しい知見は得られなかったのですが、日本のIT業界がどう変わるべきなのか、ということについてはいくらか参考になるのではないか、その点で悪い本ではないなと思います。「アジャイルは開発手法ではなく働き方」というような指摘については、なるほど、と思いました。
そうしなければならない大きな理由として著者は、構造的不幸、テクノロジーの進歩、ユーザーニーズの変化を挙げています。そして、コモディティ化、クラウド、OSSの台頭、グローバル対応、アジャイル型請負開発といったトレンドをこれらに絡めて説明しています。また、サービスを直販する、お客様のCIOの役割を果たす、ソリューション営業からイノベーション営業へ、組織の収益区分や業績評価の基準を変える、といったことをいくつかの例を交えて提言しています。
読みやすい本で、すべて白黒印刷ですが、適時表や概念図が加えられています。内容的には、昨今言われていることを著者なりの視点でまとめ直したという感じで、個人的にはそれほど新しい知見は得られなかったのですが、日本のIT業界がどう変わるべきなのか、ということについてはいくらか参考になるのではないか、その点で悪い本ではないなと思います。「アジャイルは開発手法ではなく働き方」というような指摘については、なるほど、と思いました。
2時間くらいで、さっと読めます。最近のIT業界のトレンドやキーワードを平易に表現してくれており、これからITプレイヤーが進むべき方向性が描かれています。ただ内容は各論に乏しく、具体的な変革に向けた方法論のような記述はあまりなかった。シンクタンクが書くようなわかりにくいロードマップではないので、大まかなトレンドをつかみたい方には、お薦めと思います0