ストラトキャスター・オーソリティ/YOUNG GUITAR special hardware issue (シンコー・ミュージックMOOK) の感想

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このテの本はどこの出版社の物か？、誰が書いているのか？
が重要です。
普段アウトドアだのお料理レシピだのを出版している所から
出ている物は大抵内容が薄かったり、誤りも多いといった
傾向があると思います。

その点この本は音楽雑誌の老舗シンコーミュージックの刊。
何よりも今井康雅 氏の著であるという点で信頼性の高い１冊です。

オーソリティシリーズも回数を重ね、初期に見られた
記載内容が飛び飛びになったり重複していたり、という事も
解消され、上手く編集されていると思います。

とても見易いですが、個人的にはテレキャスの刊の時ぐらいが
丁度いい。年式別の比較ページがやや少なく思いました。

「写真の美しさ」という点では月刊Player別冊 フェンダー・ストラトキャスター 2014年 07月号 [雑誌]に
劣りますが収録内容に関しては多くの年代モデルをフォローしている点で
こちらが上。
悩ましい所ですね。

各年代の貴重なビンテージ・ストラトキャスターの細部までの写真が所狭しと並んでいます。
ページをめくるごとに、そのギターの匂いまで伝わって来そうなリアリティ。
ストラトキャスターはなんて素敵な楽器なんだろう！と再認識させてくれる素晴らしい本です。