依頼人を救え―不安社会の深層 (幻冬舎ルネッサンス新書 ま 3-1) の感想

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探偵というと、人の後をこそこそつけて、弱みを握る。
なんだか姑息でいや〜な職業だと思っていました。
でも、本書を読んで見方が180度変わりました。警察が介入しにくい、
不倫、ストーカーなどを抑止するのに探偵という第三極の力が必要なんだなと実感しました。
正義感を燃やしながら地道に調査を重ねる姿が非常にかっこいい。
今までなかなか明かされることのなかった探偵の実情は実に興味深く読めました。
また、コツコツと事件を解決に向かうまでの様子がとても事細かに臨場感たっぷりに描かれていて、
ミステリー小説を読んでいるようなドキドキ感が味わえました。