少年宇宙人 ~平成ウルトラマン監督・原田昌樹と映像の職人たち~ の感想
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参照データ
タイトル | 少年宇宙人 ~平成ウルトラマン監督・原田昌樹と映像の職人たち~ |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 切通 理作 |
販売元 | 二見書房 |
JANコード | 9784576141176 |
カテゴリ | ジャンル別 » エンターテイメント » 演劇・舞台 » 演劇 |
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購入者の感想
来年はウルトラシリーズ誕生50周年。ってことは平成ウルトラシリーズも来年で誕生20周年という事になる。まったく歳月の流れの速さには驚くばかりである。
本書はその平成ウルトラシリーズに参加した監督の一人、原田昌樹の人とその作品に迫る一冊であるがそのボリュームにはビックリである。まず本の分厚さ!同著者の「地球はウルトラマンの星」と同等のボリュームである。平成ウルトラシリーズのみならずVシネマ作品から他の特撮ヒーロー物(何とあの幻の中国との合作作品にまで!)などの監督作品から、助監督時代に関わった作品にまで取材は及ぶという想像を絶する労作である。
この本を読むまでは原田さんもいわゆる「子供の頃に見たウルトラシリーズの影響で自身もウルトラを手掛けたくてこの業界に入った人」と思い込んでいたが、まったくそうした事はなく単に受注した仕事の一つが平成ウルトラだったに過ぎない、と知ってとても意外に感じたのは私だけではないだろう。
読み終えるまでにはまだ相当の時間がかかりそうだが、実に読み応えのある本であることに間違いない。字が細かいのが難点であるが、ページ数を抑える為には仕方がない事か?
幼少の頃から慣れ親しんでいた「子供向け30分のテレビ映画」も殆どなくなってしまった。それどころか映像製作の現場からフィルム撮影というものが消えていく。「ウルトラシリーズ」の製作元の円谷プロダクションも大きく変貌し、創業の地にはない。そして撮影所であった東宝ビルトも消えてしまった。
本書の主人公、原田昌樹も若くして世を去った。寂しい。
本書はその平成ウルトラシリーズに参加した監督の一人、原田昌樹の人とその作品に迫る一冊であるがそのボリュームにはビックリである。まず本の分厚さ!同著者の「地球はウルトラマンの星」と同等のボリュームである。平成ウルトラシリーズのみならずVシネマ作品から他の特撮ヒーロー物(何とあの幻の中国との合作作品にまで!)などの監督作品から、助監督時代に関わった作品にまで取材は及ぶという想像を絶する労作である。
この本を読むまでは原田さんもいわゆる「子供の頃に見たウルトラシリーズの影響で自身もウルトラを手掛けたくてこの業界に入った人」と思い込んでいたが、まったくそうした事はなく単に受注した仕事の一つが平成ウルトラだったに過ぎない、と知ってとても意外に感じたのは私だけではないだろう。
読み終えるまでにはまだ相当の時間がかかりそうだが、実に読み応えのある本であることに間違いない。字が細かいのが難点であるが、ページ数を抑える為には仕方がない事か?
幼少の頃から慣れ親しんでいた「子供向け30分のテレビ映画」も殆どなくなってしまった。それどころか映像製作の現場からフィルム撮影というものが消えていく。「ウルトラシリーズ」の製作元の円谷プロダクションも大きく変貌し、創業の地にはない。そして撮影所であった東宝ビルトも消えてしまった。
本書の主人公、原田昌樹も若くして世を去った。寂しい。