ニッポンの猫 (新潮文庫) の感想
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参照データ
タイトル | ニッポンの猫 (新潮文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 岩合 光昭 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784101198163 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 文学・評論 |
購入者の感想
この文庫本は表題のとおり、日本各地の猫を撮影した写真と、岩合光昭氏のエッセイとで構成されている。
岩合さんの他の猫写真でもそうだが、とにかく本書の猫たちは自然体で、媚びていない。カワイイモデルではなく、
実際に道端や屋根の上などに普通にいる猫なのである。しかも、巻末のマンガに描かれているように、
恰も岩合さんが猫に指示してポージングしてもらったのではと思えてしまうほど、面白いショットが満載だ。
撮影者が猫社会の一員となって入り込み、ドキュメンタリー撮影をしたかのようで、変な言い方だが人間っぽい猫の姿が楽しい。
そして、そのほうが、かわいさを狙って撮られた巷に溢れるネコ写真よりもずっとかわいかったりする。
猫の姿形の美しさや、時に人間と接しながらの日常生活の姿がおさめられていて、田舎でさりげなく人の傍に寄り添う猫の姿が郷愁を誘う。
いわゆるのら猫も多く、日本猫が中心。きれいな三毛や立派なしっぽ、しなやかな体が見もの。
岩合さんの他の猫写真でもそうだが、とにかく本書の猫たちは自然体で、媚びていない。カワイイモデルではなく、
実際に道端や屋根の上などに普通にいる猫なのである。しかも、巻末のマンガに描かれているように、
恰も岩合さんが猫に指示してポージングしてもらったのではと思えてしまうほど、面白いショットが満載だ。
撮影者が猫社会の一員となって入り込み、ドキュメンタリー撮影をしたかのようで、変な言い方だが人間っぽい猫の姿が楽しい。
そして、そのほうが、かわいさを狙って撮られた巷に溢れるネコ写真よりもずっとかわいかったりする。
猫の姿形の美しさや、時に人間と接しながらの日常生活の姿がおさめられていて、田舎でさりげなく人の傍に寄り添う猫の姿が郷愁を誘う。
いわゆるのら猫も多く、日本猫が中心。きれいな三毛や立派なしっぽ、しなやかな体が見もの。