米軍基地と神奈川 (有隣新書69) の感想

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参照データ

タイトル米軍基地と神奈川 (有隣新書69)
発売日販売日未定
製作者栗田 尚弥
販売元有隣堂
JANコード9784896602104
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

購入者の感想

米軍基地問題というと沖縄に関心が集まりがちだが、他の都府県にも数多くの米軍基地がある。しかし沖縄以外の基地問題に関するまとまった本はあまり多くないように思う。本書は、横須賀海軍基地、厚木海軍航空基地、キャンプ座間などを抱える「基地県」神奈川について、県内の米軍基地の歴史と、地元とのかかわりを概観した本であり、その意味で貴重な本である。

基地問題の本というと、とにかく現場を歩いて実態や裏話をレポートする、というスタイルのものが多く、中には必要以上にセンセーショナルな記述に走った本も見受けられる。これに対して本書は最新の情報を盛り込みつつも、基本は文献資料に真面目に当たって書いた歴史の書であり、地味な本だが内容が詰まった良書といえる。

ちなみに本書は横浜の書肆、有隣堂から出ている有隣新書のうちの一冊である。有隣新書は他に二冊(相模のもののふたち―中世史を歩く (有隣新書)と武蔵の武士団―その成立と故地をさぐる (有隣新書 (28)))しか読んだことがないが、いずれも良い本だった。有隣堂の編集部が書籍の粗製濫造に走らず、良心的な編集方針を貫いているのだとすればなかなか立派だ。

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