自助論 (知的生きかた文庫) の感想

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参照データ

タイトル自助論 (知的生きかた文庫)
発売日2012-08-16
製作者竹内 均
販売元三笠書房
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 人生論・教訓

購入者の感想

まず、目次を読んで非常に面白いと思った。

構成が、まるで現在、多く出版されている自己啓発系ビジネス書そのものだ。

「仕事」
「時間」
「金」
「学び」
「出逢い」

これらについて、様々な著名人の金言を紹介し、「かくあるべきだ」と啓蒙するパターン。

もしこの本が150年前に書かれた本でなければ

「またかよ。もう、この手の本はお腹いっぱいなんだよね。」

と感じたろう。

しかし、

【1】この本は現代に書かれた本では無い

【2】現代の「売れている」ビジネス書の多くで、この本は紹介されている

【3】本全体の構成が、現代のビジネス書そのものだ

【4】不朽のベストセラーと呼ばれている

【5】多くのコーチ、メンター、コンサル、ビジネス書を書く人々に影響を与え、著作物、講演、セミナーのテキストの構成がこの本に似ている

と言うことは、この本はビジネス書のルーツであり、「古典」だと言うことだろう。

非常に興味深かったのは、一読目に印象に残ったフレーズのあったページにポストイットを貼り付けたところを、重点的に再読したのち、更に絞り込んだフレーズをテキストに打ちだして読んでみた時だった。

印象に残ったフレーズが50個近くあった。

数えてみると、何と40個はスマイルズ自身の言葉で、

「どこかのビジネス書で引用されていたなぁ」

と言うものだった。

これは凄いことである。
「古典」が「現代」にも生き続けている証拠そのもの。
まるでビジネス書の「バイブル」だ。

これは私に、こんな「気づき」を与えてくれた。

「ビジネス書を書くのなら、また読むのなら、他の本を読む前に、まずこれを読むと良い。ハズレを引く確率が減る。」

と言うことを。

 この本で言いたいことは「自助の精神」「自己修養の心」「優れた人格の形成」の大切さである.
 自助とは,勤勉に働き自分自身の運命を切り開くこと.自己修養とは,自発的かつ積極的な学習のこと.優れた人格の要素とは誠実,高潔,善意などであり,様々な人物の例を用いて,これらの大切さについて繰り返して説いている.
 全体を通して繰り返して上記3つの大切さについて説いているので,筆者が伝えようとしていることは分かるし,読んでいればそれらの大切さに気付いて「(それらを)身につけよう!」という気にさせてくれる.
 ただ,残念に思ったのは文の構成がいまいちなこと.例えば「時間の大切さ」を章のタイトルにしていながら言ってる内容は主に実務能力の大切さ(しかも実務能力がなんであるか明言していない!)のように,いつの間にか内容がすり替わっていたり.他には人物名を出されてもそれが誰であるか判別できない(例えば,ダニエルとだけ書かれていたりする)など,多少不親切な所も見受けられたが,全体を通せば良書である.0

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