世界の富の99%はハプスブルク家と英国王室が握っている (宝島社新書) の感想

189 人が閲覧しました
アマゾンで購入する

参照データ

タイトル世界の富の99%はハプスブルク家と英国王室が握っている (宝島社新書)
発売日販売日未定
製作者真田 幸光
販売元宝島社
JANコード9784796696708
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 国際政治情勢

※サンプル画像

購入者の感想

子どもは原則的に親に逆らえず、親は原則的に上司に逆らえず、上司は会社に逆らえず、会社は銀行と国に逆らえない。銀行と国は巨大資本には勝てず…と辿って行った時に、現在の最高権力者は社長や政治家ではなく、どうも巨大資本ではないかということになる。

その巨大資本が、ヨーロッパの2大王家である英国王室とハプスブルク家に忠誠を誓っていたとしたら…これが本書のテーマである。筆者は、真田幸村の子孫であることを生かし、各国の上流階級とそれなりの信頼関係を築く中、本書のタイトルのような結論に至った。タイトルは「世界の富の99%に対して英国王室とハプスブルク家が影響力を持っている」というくらいの意味であり、文字通りの所有はもちろん意味しない。

アメリカに存在する国際金融資本の持つ力は各所で言われており、アジア通貨危機を起こしたのもアメリカ(の国際金融資本。米国政府に大した力はない)であるのも良く知られているが、そのような巨大な資本を握っている人たちが姻戚関係で結ばれていたり、こぞってヨーロッパの王家に忠誠を誓っていたりしたらどうだろう。結局のところ、世界は帝国主義の時代と変わらず欧米に支配されており、ただ軍事的支配が経済的な隠微な支配に変わったというだけということになる。

本書はこのような見方が正しいことを訴え、こういった構造にまともに目を向けることが愛国者として必要なことと訴える。全く同感である。無責任に世界市民とか世界の融和とか、聞こえの良い言葉をまき散らす人間が一番信用できず、またアングロサクソンが世界支配する際の常套手段でもある。世界の構造のうち、タブーに近いような真実をきちんと見据えるところからしか、真の国士への道は開かれないだろう。トンデモすれすれの世界認識だが、本書以外のところから考えても、私には筆者の主張はかなりの程度正当なものに思われてならない。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

世界の富の99%はハプスブルク家と英国王室が握っている (宝島社新書) を買う

アマゾンで購入する
宝島社から発売された真田 幸光の世界の富の99%はハプスブルク家と英国王室が握っている (宝島社新書)(JAN:9784796696708)の感想と評価
2018 - copyright© アマゾン通販の感想と評価 all rights reserved.