やわらかな雇用成長戦略 (角川oneテーマ21) の感想

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ところどころ面白いと思えるところや同意できる所はありました(就活のとことか)し、”読みやすい”という点においては素晴らしいと思えます。新書は基本理解するのに時間がかかるタイプの人間ですが、本書は１日で読み終えることが出来ました。

ただ本としては何とも酷い読み物でしょう。

４０ページ近くさかれている２章で語られていることは自分の生徒自慢。うちの生徒はこう成功してます!!とか延々言われても、はあそうですかの感想しか抱けません。なんで金払って買った本で予備校の合格体験談みたいな話を読まなければならないんだ。

後は自分が体験した店での悪い対応をそのままその企業の本質の全てであると断言しているような所。全国で統計とか取ったのならともかく、行った店舗そうだったからって上げ足を取ったように自分の主張が正しいという流れ、これが数回あります。

そして話が二転三転させて話に膨らみをつけるくせに全部通して言っているのは、
学生時代ひたすら勉強して基礎力を上げて、社会に出ても失業しないようにひたすら経験し、仮に失業してもいいように仕事を掛け持ちしておこう。首になりそうなら待遇が悪くなっても転職だ。とりあえず失業だけは絶対駄目だ!!そうすりゃ経済も良くなるよ。
という、一言で言うなら”全力で頑張れ”　
そんな当たり前のこと誰でもいえるよ。というかサラリーマンみんな頑張ってるよ。それでも失業するんだよ。そしてサラリーマンが仕事掛け持ち？社員にそんな余裕があるのに会社は経営が苦しいってなんじゃそりゃ。

一番気になったのは、道は２つありますと言ってるのに１つしか紹介されていない例。
もう片方が何なのか夜も気になって眠れません。もう片道は素直に”失業”でいいんですか？読み取れた人は教えてください。

最後にこの人は経費(あるのか？)を利用してキャバクラに行きたかったんですかね？