イメージの根源へ: 思考のイメージ論的転回 の感想

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タイトルイメージの根源へ: 思考のイメージ論的転回
発売日販売日未定
製作者岡田 温司
販売元人文書院
JANコード9784409100349
カテゴリジャンル別 » ノンフィクション » アート・エンターテイメント » アート・芸術

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目次からして、いろいろな切り口から楽しめる美術論です。
1 絵画論
 イメージの根源、根源のイメージ
 思考するイメージ、イメージする思考−セザンヌと解釈者たち
 「天使が何かするときのように行動せよ」−クレーの天使の余白に
 喪としての絵画−モランディの芸術
 灰色の魅惑、あるいは色の震え
 作者を探せ!−ボルゲーゼ美術館と二人の目利き
’2 光、色、音
 光のエクリチュール、あるいは破壊と誕生の美学
 「『すべての芸術は音楽の状態をあこがれる」再考
 愛のチューニング−「調律の図像学」のためのスケッチ
 ニュートンと画家たち−科学と芸術が出会うとき
 ムーサとセイレーン−声の魔力
’3 美学論=感性論
 バロックとネオバロック−モダンとポストモダンの狭間で
 「醜」と「崇高」−モダンとポストモダンを横断する美学的カテゴリー
 「メディウム」の行方
 メランコリーの星座−パノフスキー、ベンヤミン、アガンベン
 「昇華」とは何の謂いか?
各章立てにあるとおり「すべての芸術は音楽の状態をあこがれる」再考や、中世と近代のかけ橋である科学者たちと啓蒙主義者たちの「ニュートンと画家たち」ヴィーコの「共通感覚」(「バロックとネオバロック」)アガンベンたちの必ずしも二項対立しない世界など、じっくり深めながらも、各論の入門書として詳しく楽しい一冊。普段比較されないオランダとイタリアの絵が並んでいたり、やわらかな感性で広く深く美術めぐりができます。美術館に行きたいが、レクチャーを聴きたいが、行く時間が・・・という方に、絵画や芸術を普段と違った見方から、より深く広く鑑賞したい方へ、おすすめの一冊です。

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