不動産ファイナンス大全―機会とリスクのマネジメント の感想
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参照データ
タイトル | 不動産ファイナンス大全―機会とリスクのマネジメント |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ピーター リンネマン |
販売元 | 日本経済新聞社 |
JANコード | 9784532133146 |
カテゴリ | ビジネス・経済 » 産業研究 » 不動産 » 一般 |
購入者の感想
本書は、同分野では最も標準的な教科書の一つです。各国の不動産/物件の分類から
それぞれの特性、価値の要素、資金調達法・税制(ただし本件は米国のみ)、契約形態
(契約項目が不利になる実例含め)、投資主体の変遷(事業会社、年金基金、REIT)を
幅広く網羅しており、他の入門書を読むよりも本書一冊をじっくり読むことを勧めます。
本書は、DCFの概念が分かる程度であれば、他に特に前提知識なく読み進めることが
できます。(ただし、本文ではなく補足説明にCMBSの話等が出てきますので、金融に
明るい方が若干有利ですが、「不動産ファイナンス」の理解の面からは関係ありません。)
本書は21章にもわかれていますが、順序立てて話が進んでいくため、細切れの感は
全くなく、むしろ読みやすくて読み進めるのに負担を感じないでしょう。不動産特有の
問題も、具体例(チェーン店が店舗を閉めるが、契約相手が競合相手を妨害するために
依然賃貸料を払い場所を占有し続けてシャッター通りとなり、物件全体が廃れて価値が
下がる)が示されており、内容をイメージしやすく飽きさせません。
専門用語も英語の原語が併記されており、翻訳で勉強する不利はありません。
値段は若干張りますが、他の入門書を買う必要がないことを考えると、推奨できる
一冊でしょう。
それぞれの特性、価値の要素、資金調達法・税制(ただし本件は米国のみ)、契約形態
(契約項目が不利になる実例含め)、投資主体の変遷(事業会社、年金基金、REIT)を
幅広く網羅しており、他の入門書を読むよりも本書一冊をじっくり読むことを勧めます。
本書は、DCFの概念が分かる程度であれば、他に特に前提知識なく読み進めることが
できます。(ただし、本文ではなく補足説明にCMBSの話等が出てきますので、金融に
明るい方が若干有利ですが、「不動産ファイナンス」の理解の面からは関係ありません。)
本書は21章にもわかれていますが、順序立てて話が進んでいくため、細切れの感は
全くなく、むしろ読みやすくて読み進めるのに負担を感じないでしょう。不動産特有の
問題も、具体例(チェーン店が店舗を閉めるが、契約相手が競合相手を妨害するために
依然賃貸料を払い場所を占有し続けてシャッター通りとなり、物件全体が廃れて価値が
下がる)が示されており、内容をイメージしやすく飽きさせません。
専門用語も英語の原語が併記されており、翻訳で勉強する不利はありません。
値段は若干張りますが、他の入門書を買う必要がないことを考えると、推奨できる
一冊でしょう。