新ラテン文法 の感想
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参照データ
タイトル | 新ラテン文法 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 松平 千秋 |
販売元 | 東洋出版 |
JANコード | 9784809643019 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 社会・政治 |
※サンプル画像
![新ラテン文法 サンプル画像](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51N5UaFrhJL.jpg)
購入者の感想
他にも併用しているものは複数あるが、現在この本をメインに文法学習を進めている。
詳細であるということは、初学者にとって長所でもあり短所でもあると思います。情報を選択できず、覚えることが負担だからです。講義で使うにしても、本文62課300ページ以上というのはちょっと多く、厳しい気がします。それでいて、この手の本のお約束で演習問題に解答が付されていないので、独習に向いているとも言えない。
しかし、日本語でこれだけ充実したラテン語教科書は他になく、一度は目を通しておきたい本でもあるのです。私はWheelock’s Latinでラテン語初級を修めたのですが、これは、極端にいえば、簡単な変化表を覚えさせて後は実際の文章をガツガツ読ませる、といったような教育方針で、長文読解力は付くもののイディオムを中心とした文法知識が不足気味になってしまいます。当時色々教科書を渉猟してみたのですが、どれも一長一短で、少なくとも初学者のニーズを完全に満たすものは見付けられませんでした。
結局、講義で使われる教科書をメインに、副読にこの松平・国原を押さえておく、というのが一番いいように思いました。本書の演習問題は、よく作られているとは思いますが、短文中心で出典も示されていないものが殆どで暗唱にも適していないので、メインの教科書をきちっとやっておくという条件で、飛ばして構わないと思います。本文の精読だけでも確実に実力の底上げになります。
春休みの復習にもいいかも知れませんね。一度学んだ後なら情報の軽重も分かり、覚えるポイントがうまく絞れると思います。本文だけなら一日二課で一ヶ月読了というのは現実的な目標になりえます。もちろん、その後はひたすら興味のある原典を読みましょう。文法事項の確認にも本書はハンディで役に立つと思います(Wheelockは重すぎ。毎日持ち歩けません……)。
しかし、日本語でこれだけ充実したラテン語教科書は他になく、一度は目を通しておきたい本でもあるのです。私はWheelock’s Latinでラテン語初級を修めたのですが、これは、極端にいえば、簡単な変化表を覚えさせて後は実際の文章をガツガツ読ませる、といったような教育方針で、長文読解力は付くもののイディオムを中心とした文法知識が不足気味になってしまいます。当時色々教科書を渉猟してみたのですが、どれも一長一短で、少なくとも初学者のニーズを完全に満たすものは見付けられませんでした。
結局、講義で使われる教科書をメインに、副読にこの松平・国原を押さえておく、というのが一番いいように思いました。本書の演習問題は、よく作られているとは思いますが、短文中心で出典も示されていないものが殆どで暗唱にも適していないので、メインの教科書をきちっとやっておくという条件で、飛ばして構わないと思います。本文の精読だけでも確実に実力の底上げになります。
春休みの復習にもいいかも知れませんね。一度学んだ後なら情報の軽重も分かり、覚えるポイントがうまく絞れると思います。本文だけなら一日二課で一ヶ月読了というのは現実的な目標になりえます。もちろん、その後はひたすら興味のある原典を読みましょう。文法事項の確認にも本書はハンディで役に立つと思います(Wheelockは重すぎ。毎日持ち歩けません……)。