古今亭志ん朝1「お見立て」「火焔太鼓」 : 「朝日名人会」ライヴシリーズ 1 の感想

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参照データ

タイトル古今亭志ん朝1「お見立て」「火焔太鼓」 : 「朝日名人会」ライヴシリーズ 1
発売日1999-12-18
アーティスト古今亭志ん朝
販売元ソニー・ミュージックレコーズ
JANコード4988009473192
Disc 1 :[お見立て] 出囃子「老松」~マクラ
[お見立て] 仮病作戦
[お見立て] 入院先はどこだ
[お見立て] 実は焦がれ死んだ!~寺はどこだ
[お見立て] 墓はどれなんだ~サゲ~仲入り
[火焔太鼓] 出囃子「老松」~マクラ
[火焔太鼓] 汚い太鼓
[火焔太鼓] 殿様の関心~御屋敷へ参上
[火焔太鼓] 世に二つという…
[火焔太鼓] 道具屋凱旋~サゲ~追い出し
カテゴリミュージック » ジャンル別 » 日本の伝統音楽・芸能 » 落語・漫才

購入者の感想

 北海道に住む私は寄席に縁がなく、幾度かの地方寄席の機会にも足を運ばず終いで、遂に志ん朝師匠の芸を生で見ることがなかった。まだまだこれからの人と思っていただけに心から後悔している。こうしてCDやDVDで噺を聴ける時代ではあるが、やはり寄席で見られないことは残念至極である。
 さて、本CD収録の噺についてだが、「お見立て」は志ん朝の味が良く出た好演だとつくづく思う。端切れの良いテンポ、計算されたくすぐりの程良さ。これぞ話芸と思わせる。
 一方、「火焔太鼓」についてはどうしても父、志ん生の芸と比較してしまう。手許に志ん生の「火焔太鼓」のCDが何枚かあるが、この噺だけはやはり志ん生のものだなと思いながら聴き比べた。
 志ん朝と言う人は、草書の志ん生よりも、むしろ枕から下げまで寸分の隙なく計算しつくした楷書体の文楽に芸風の近い噺家だった。その計算が「お見立て」ではぴったりとはまっているのと対象的に、「火焔太鼓」では少しそれが鼻につく感じがした。
 とは言え名演には違いない。落語に関心のない方々にも一度味わって欲しい落語CDの一枚だ。

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