ゴールデンカムイ 2 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) の感想

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タイトルゴールデンカムイ 2 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
発売日2015-03-19
製作者野田サトル
販売元集英社
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

一般人が触れられる資料が非常に乏しいアイヌや明治末期の北海道の資料の中で苦労されながら描かれていて、見覚えのある建物や写真が複数出ています。当時のアイヌや和人がどんな生活をしていたか興味がそそられます。お宝への道は険しそうで長くなりそうですがあらゆる勢力が絡んですごいお話になりそうです。

アイヌの村のエピソードがほっこりして良かった。
こういう文化はもう日本にはないものね。

 面白い漫画が揃っているヤンジャンの中でも一、二位を争うくらい面白いです。
全ての漫画誌に目を通している訳ではありませんので言いませんが、現在連載中の漫画で一番面白いと言い切ってしまいたい衝動に駆られます。
話のスケールもどんどん大きくなり、最終的にどこまで行ってしまうのか予想が付きません。10年後には古典になっていそうな予感がします。

第1巻で登場した謎の陸軍将校・鶴見中尉とその配下達の思惑が2巻で明らかになりますが、
彼らの戦う理由が完全な私利私欲ではないところが実に良いですね。
いえ、厳密には自分たちへの理不尽を軍令から逸脱して覆そうとしている以上、
テロリスト、反乱軍に違いないのですが、
あの時代の、名もなき数多の戦争犠牲者の代弁者として登場しているのが深いです。
とにかく鶴見中尉の「狂気の傷痍軍人」という設定が凄すぎる。
どういう発想であんな強烈なキャラを作者さんは思いついたのだろう?

金塊を追う者達が全員、譲れない何かのために戦っている。
誰もに正義があり、誰もが悪ともとれる。
この三つどもえのストーリーラインがぐいぐい引き込まれます。

それにしても普通の漫画と違い、戦場帰りの軍人や脱獄囚、新撰組の亡霊など、
武闘派過ぎる登場人物が多いせいか、
「うわあ!」とか「きゃあ!」とか言うキャラが皆無で、
クマが現れたら冷静に脳を狙撃しようとする猟師上がりの兵士や、
射線を気にして仲間への流れ弾を出さないようする兵士など、
とにかく現代人から見れば規格外に肝の据わった連中ばかりなのが潔い。

そして、合間合間に登場するアイヌ料理グルメ。
事あるごとに動物の脳を食うことをアシリパに強要される杉本の顔芸に癒され……はしないなw

これからどうなるどうなる。3巻がこんな待ち遠しい漫画は本当に久しぶりです。

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