魔術士オーフェンはぐれ旅 女神未来(下)【通常版】 の感想

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中学時代から愛読している作品の、記念すべき
最終巻でした。
物語のあまりの濃さ、情報の多さに、まだ咀嚼しきれて
いない部分もありますが…とりあえず、一言だけ。
秋田先生、ありがとう！オーフェンの今後については
暗い想像しかできなかったので、ああいった展開はまさに
予想外でした。でも、オーフェンのファンとして、あのラストは
本当に嬉しかったのです。もちろん他のキャラクター達も、
骨太な物語も大好き！
オーフェンという作品のファンでよかった、と心から思える
ラストでした。
今後刊行予定の、短編集も楽しみですＷＷ0

原大陸をめぐる大事件もクライマックスを迎えました。
カーロッタとマルカジットを軸に物語は展開します。
前作と同じように群像劇のような構成になっています。
登場人物それぞれの物語がラストに向けて収束されていくのはさすがですね。
冒頭から引き込まれ一気に最後まで読んでしまいました。

もっとも登場人物の多さゆえほとんど出番の無かったキャラもいます。
もう少し掘り下げてほしかったキャラもいたので、その点は少し残念でした。

このシリーズの番外編の刊行が決定したそうです（ドラマCD付なのは微妙ですが）。
描き切れなかったキャラ達の活躍はそちらを楽しみに待つとしますか。0