水を守りに、森へ: 地下水の持続可能性を求めて (筑摩選書) の感想
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参照データ
タイトル | 水を守りに、森へ: 地下水の持続可能性を求めて (筑摩選書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 山田 健 |
販売元 | 筑摩書房 |
JANコード | 9784480015341 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 地球科学・エコロジー » 環境保護 |
購入者の感想
20世紀のツケに追いまくられる日本の、これは水にかかわる問題に立ち向かうサントリー社員の奮闘記。サントリーがなぜ「水と生きる」をコーポレートスローガンに掲げ、水源涵養林の再生に取り組んでいるのか、がよく分かる。水、土、森の関係がわかる、よい本である。日本の森や里山がかつて果たしてきた機能が失われ、雑木林のクヌギやコナラ、ミズナラなども危ういと知り、そんな森で仙人暮らしをめざす私は困るなと思った。“カシナガ”の跋扈などを知り恐怖を覚えた。こわい本でもある。森をいかにして守るか、そのことによって水を守るか、は日本の喫緊の課題であり、志を同じくする企業、団体がこぞって問題解決に取り組むよう願ってやまない。0