クトゥルフ神話TRPGリプレイ みなせゼミの名状しがたき夏休み (Role&Roll Books) の感想

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参照データ

タイトルクトゥルフ神話TRPGリプレイ みなせゼミの名状しがたき夏休み (Role&Roll Books)
発売日販売日未定
製作者内山靖二郎
販売元新紀元社
JANコード9784775308462
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

TRPGリプレイ誌『リード&リード』に収録された、クトゥルフ神話TRPG(以下、CoC)のリプレイを一冊にまとめた本です。Vol.1収録の『水底の早贄』と同4収録の『潮あふれる海』に、書き下ろしの『仮面の送り火』を加えた計三話を収録しています。

もともと1920年代のアメリカをベースにしていたこともあって、CoCは現代を舞台にしたキャンペーンに馴染みやすいものでしたが、ここでも現代の日本が舞台です。大学の講師を中心に、大学生と古物商という4人の探索者が様々な神話的怪異に遭遇するというのが基本構成ですが、この4人が非常にキャラクターが立っており、またストーリーもクトゥルフと日本の神話・民間伝承をうまく組み合わせた面白いもので(『八つ墓村』や『犬神家の一族』といった日本映画の雰囲気を感じさせます)読み物として十分に楽しめる内容になっています。

キーパーとプレイヤーの方も(時折脱線しつつも)一緒にキャンペーンを作っていこうという気概が見えて、読んでいて好感が持てます。
しかしそこはCoCなので、綺麗なだけの結末とはいかないのですが……(笑)

挿絵も過度に『萌え』に寄り過ぎない、適度に抑制されつつ華もあるタッチでCoCの世界に合っています。因みに水着カットは編集サイドの要望とのことです(笑)。

兎も角、年季の入ったCoCプレイヤーも、キャンペーンのシナリオ作成に苦労しているキーパーも、意外と多い(と思われる)リプレイ読み専の方も楽しめる内容になっています。値段が手頃なのも嬉しいです。

このキャンペーン自体が不定期連載なので時間もかかるでしょうし、またCoCを同キャラクターで続けていくのは色々(SAN値とか…)大変だと思いますが、ぜひ続編を期待したいです。

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