夢のなか、いまも の感想

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参照データ

タイトル夢のなか、いまも
発売日販売日未定
製作者宮崎 勤
販売元創出版
JANコード9784924718722
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » エッセー・随筆

購入者の感想

本書は主に裁判記録を載せている。取調べ段階で暴力を振るわれた旨記述しているが、裏づけはない。前作では宮崎の考え方がかなりよくわかったが、本書では裁判記録の要約部分が事実を明らかにする上で網羅されているとは言えず、また適切な部分を引用していないように思われる。かなり中途半端な本。宮崎には自分が裁判官であれば、低年齢者を4人を殺している以上、死刑の判決を書いたと思う。しかしながら、鑑定をもっと緻密にするよう求めたと思われる。公判に提出されたどの鑑定も不十分という感が強いからだ。いわゆる猟奇殺人・無差別殺人などが溢れている(ように報道されている)以上、一つ一つ事件をよく解明しなければ、新たな犯罪を防ぐことはできないだろう。この本でよいところは、香山リカの巻末の解説であり、これは読む価値があった。宮崎事件がいかなる事件かがわからなくなっているし、どういう経緯なのかも不明になっていることもあり、宮崎の交わした書簡、証拠、文章やスケッチなども含めて事件の推移を明らかにする本が出版されることを期待する。

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創出版から発売された宮崎 勤の夢のなか、いまも(JAN:9784924718722)の感想と評価
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