そして父になる Blu-rayスペシャル・エディション の感想
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参照データ
タイトル | そして父になる Blu-rayスペシャル・エディション |
発売日 | 2014-04-23 |
監督 | 是枝裕和 |
出演 | 福山雅治 |
販売元 | アミューズソフトエンタテインメント |
JANコード | 4527427811126 |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » 日本映画 » ドラマ |
※サンプル画像
![そして父になる Blu-rayスペシャル・エディション サンプル画像](http://ecx.images-amazon.com/images/I/31YQP4nqfaL.jpg)
購入者の感想
観ていて考えさせられる映画だった。
病院での乳児の取り違え…実際に起きている問題であるだけに、テーマはリアルだ。恐らく現実にはもっといろいろな家族の形やそれに応じた葛藤があると思うが、野々宮夫妻、斉木夫妻のような家族も実際にいるのではないだろうか。
この映画は乳児の取り違えという、リアルで深刻な問題を描きつつ、その出来事を通じて「父であるということはどういうことなのか」「子供と父との関係はどうあるべきなのか」という普遍的にしてなかなか解答が出ない問題に焦点をあてている。
野々宮(福山雅治)はエリート・サラリーマンであり、一見非の打ちどころのない家庭を築いている。だが、恐らくは彼自身の幼いころの父親と親密な関係を築くことができなかった。それは彼の父親の息子に対する態度に原因があったのだろう。野々宮と慶多は、仲が悪いというわけではない。だが、どこか温かさに欠ける。それが、取り違えというアクシデントの中で斉木(リリー・フランキー)に出会うことで露呈してしまう。自らと関わる琉晴の中に、かつての自分自身の姿を見出す。
当たり前のことだが、人は子供がいて、初めて親になることができる。子供を育て良好な関係を築くことで、親もまたバランスに取れた人間になっていく。
是枝監督は、どちらかと言えば、斉木のような親に価値を見出し、それをクローズ・アップすることで問題提起をしていると思う。実際には親子には様々な形があり、どの親子関係が良いかを決めることは難しい。野々宮のようなエリートの中にも温かい親子関係を築いている人も多いと思う。
その意味で、この映画もデフォルメされてはいるが、その中で改めて「親になること」「親であること」の意義と難しさを考えさせてくれた。
演出、俳優の演技はとても自然で、さすがに是枝監督だと思った。特に、斉木を演じたリリー・フランキーは素晴らしかった。ちょっとだらしなく、打算的な面もあり、そして子供に対する思いは強い。極めて人間臭い人格を、人間らしく演じていた。
病院での乳児の取り違え…実際に起きている問題であるだけに、テーマはリアルだ。恐らく現実にはもっといろいろな家族の形やそれに応じた葛藤があると思うが、野々宮夫妻、斉木夫妻のような家族も実際にいるのではないだろうか。
この映画は乳児の取り違えという、リアルで深刻な問題を描きつつ、その出来事を通じて「父であるということはどういうことなのか」「子供と父との関係はどうあるべきなのか」という普遍的にしてなかなか解答が出ない問題に焦点をあてている。
野々宮(福山雅治)はエリート・サラリーマンであり、一見非の打ちどころのない家庭を築いている。だが、恐らくは彼自身の幼いころの父親と親密な関係を築くことができなかった。それは彼の父親の息子に対する態度に原因があったのだろう。野々宮と慶多は、仲が悪いというわけではない。だが、どこか温かさに欠ける。それが、取り違えというアクシデントの中で斉木(リリー・フランキー)に出会うことで露呈してしまう。自らと関わる琉晴の中に、かつての自分自身の姿を見出す。
当たり前のことだが、人は子供がいて、初めて親になることができる。子供を育て良好な関係を築くことで、親もまたバランスに取れた人間になっていく。
是枝監督は、どちらかと言えば、斉木のような親に価値を見出し、それをクローズ・アップすることで問題提起をしていると思う。実際には親子には様々な形があり、どの親子関係が良いかを決めることは難しい。野々宮のようなエリートの中にも温かい親子関係を築いている人も多いと思う。
その意味で、この映画もデフォルメされてはいるが、その中で改めて「親になること」「親であること」の意義と難しさを考えさせてくれた。
演出、俳優の演技はとても自然で、さすがに是枝監督だと思った。特に、斉木を演じたリリー・フランキーは素晴らしかった。ちょっとだらしなく、打算的な面もあり、そして子供に対する思いは強い。極めて人間臭い人格を、人間らしく演じていた。
監督は「歩いて歩いても」,「誰も知らない」など世界的に高く評価されている
是枝監督。是枝作品は特徴があり、「自然体」の演技を演出させることである。
しかし、人によっては退屈でしかたがない場合もある。
今作では、子供はもちろん、特に主人公野々宮を演じる
福山雅治にはとても嵌っています。
野々宮は絵に描いたようなエリートであり、
家族と接しようとしない父親でもあり、
言動的にとても嫌なやつを前半演じているが、
冷たい人間が次第に不器用ながら子供と距離を縮めていく姿はとても良かった。
リリー・フランキー演じる斎木は野々宮とは真逆の生活、
性格であり野々宮と対比してみるのも面白いし、
コメディ・リリーフとして大暴れ。
スピルバーグが絶賛したほどの演技力を観せるので、
今まで是枝監督の「自然体」の演出が嫌いな方でも面白くみることができます。
また、この作品でピエール瀧と同じシーンに映っている。
公開時に「凶悪」という作品でも共演しているが、
「凶悪」を見た後にこの作品をみることをおススメします。
この作品は男性か女性そして子供持ちかそうでないかで見方が変わる作品であり、
感想も気になった部分も人それぞれ意見が違うと思います。
また、時が経ち未婚だった人が子供を持った時に改めてみると見方が変わってくるかもしれません。
そのために大変語り甲斐のある作品です。
スピルバーグ監督率いる米映画製作会社のドリームワークスに
よってリメイクされることが決定しています。
おススメです。0
是枝監督。是枝作品は特徴があり、「自然体」の演技を演出させることである。
しかし、人によっては退屈でしかたがない場合もある。
今作では、子供はもちろん、特に主人公野々宮を演じる
福山雅治にはとても嵌っています。
野々宮は絵に描いたようなエリートであり、
家族と接しようとしない父親でもあり、
言動的にとても嫌なやつを前半演じているが、
冷たい人間が次第に不器用ながら子供と距離を縮めていく姿はとても良かった。
リリー・フランキー演じる斎木は野々宮とは真逆の生活、
性格であり野々宮と対比してみるのも面白いし、
コメディ・リリーフとして大暴れ。
スピルバーグが絶賛したほどの演技力を観せるので、
今まで是枝監督の「自然体」の演出が嫌いな方でも面白くみることができます。
また、この作品でピエール瀧と同じシーンに映っている。
公開時に「凶悪」という作品でも共演しているが、
「凶悪」を見た後にこの作品をみることをおススメします。
この作品は男性か女性そして子供持ちかそうでないかで見方が変わる作品であり、
感想も気になった部分も人それぞれ意見が違うと思います。
また、時が経ち未婚だった人が子供を持った時に改めてみると見方が変わってくるかもしれません。
そのために大変語り甲斐のある作品です。
スピルバーグ監督率いる米映画製作会社のドリームワークスに
よってリメイクされることが決定しています。
おススメです。0