ちあきなおみ VIRTUAL CONCERT 2003 朝日のあたる家 の感想
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参照データ
タイトル | ちあきなおみ VIRTUAL CONCERT 2003 朝日のあたる家 |
発売日 | 2003-04-23 |
アーティスト | ちあきなおみ |
販売元 | テイチクエンタテインメント |
JANコード | 4988004089183 |
Disc 1 : | 百花繚乱 かもめの街 あなたのための微笑み イマージュ 祭りの花を買いに行く ダンチョネ節 紅とんぼ 酒と泪と男と女 東京の花売娘 ひとりぼっちの青春 スタコイ東京 黄昏のビギン 朝日のあたる家 (朝日楼) ラ・ボエーム アコーディオン弾き プラットホーム 喝采 紅い花 伝わりますか |
カテゴリ | » ミュージック » ジャンル別 » J-POP |
※サンプル画像
購入者の感想
久しぶりに圧倒されてしまう歌唱と出会いました。
アニマルズで有名な「朝日のあたる家(朝日楼)」の鬼気迫る歌声は、どんな歌手の過去の歌をも凌駕していましたね。感動しました。いや、本当に「うまい!!」と叫びそうになりました。「幻の歌唱」と語り伝えられていたというその噂通りの素晴らしさです。
我々の世代にとって懐かしい浅川マキによる訳詞の冒頭 ♪あたしが着いたのは ニューオリンズの朝日楼という名の女郎屋だった♪からいきなりシャウトします。まるで、ソウル・シンガーのようです。途中は大女優が「一人語り」を始めたみたいに情景がパッと目の前に浮かぶような「うまさ」をいたるところに感じました。完璧な歌唱力です。美空ひばりも凄みがありましたが、多分当代随一の歌手ではないでしょうか。魅惑の歌声という形容ではすまないような大歌手でした。
10数年前、ご主人の死去により芸能界の表舞台には出てこられなくなりました。本当に惜しいとつくづくこの曲を聴いて感じています。
岡晴夫の歌唱が耳に残る「東京の花売娘」ですが、原曲とは全く違うジャジーな雰囲気で最後まで歌い通していました。圧巻の名歌唱ですし、誰もこんな風には歌えません。ちあきなおみの凄みと卓越した上手さが感じられる歌唱でしょう。
佐々詩生の作詞で、上原げんとが作曲した戦後すぐの大ヒット曲です。♪青い芽をふく 柳の辻に 花を召しませ 召しませ花を♪とムーディに艶やかにスタートします。そして♪ああ東京の 花売り娘♪と歌う彼女の憂いを帯びた歌唱が時代を越えて現代までその歌の世界を伝えているようでした。
現実には「花売り娘」も今はいませんが、どこか古き良き時代の映画のひとコマの様に映像がくっきりと浮かぶ歌唱でした。このように歌える歌手が突然歌を歌わなくなったということが残念でたまりません。高音のビブラートの付け方も卓越しており、何回聴いても全く飽きませんし、聴けば聴くほどその素晴らしさにひれ伏すだけです。
「ラ・ボエーム」「アコーディオン弾き」とシャンソンが続きますが、その語るような歌い方(声質も変えています)、そしてドラマチックな盛り上げ方、どれを取り上げても「千両役者」の大舞台での表現のようでした。
アニマルズで有名な「朝日のあたる家(朝日楼)」の鬼気迫る歌声は、どんな歌手の過去の歌をも凌駕していましたね。感動しました。いや、本当に「うまい!!」と叫びそうになりました。「幻の歌唱」と語り伝えられていたというその噂通りの素晴らしさです。
我々の世代にとって懐かしい浅川マキによる訳詞の冒頭 ♪あたしが着いたのは ニューオリンズの朝日楼という名の女郎屋だった♪からいきなりシャウトします。まるで、ソウル・シンガーのようです。途中は大女優が「一人語り」を始めたみたいに情景がパッと目の前に浮かぶような「うまさ」をいたるところに感じました。完璧な歌唱力です。美空ひばりも凄みがありましたが、多分当代随一の歌手ではないでしょうか。魅惑の歌声という形容ではすまないような大歌手でした。
10数年前、ご主人の死去により芸能界の表舞台には出てこられなくなりました。本当に惜しいとつくづくこの曲を聴いて感じています。
岡晴夫の歌唱が耳に残る「東京の花売娘」ですが、原曲とは全く違うジャジーな雰囲気で最後まで歌い通していました。圧巻の名歌唱ですし、誰もこんな風には歌えません。ちあきなおみの凄みと卓越した上手さが感じられる歌唱でしょう。
佐々詩生の作詞で、上原げんとが作曲した戦後すぐの大ヒット曲です。♪青い芽をふく 柳の辻に 花を召しませ 召しませ花を♪とムーディに艶やかにスタートします。そして♪ああ東京の 花売り娘♪と歌う彼女の憂いを帯びた歌唱が時代を越えて現代までその歌の世界を伝えているようでした。
現実には「花売り娘」も今はいませんが、どこか古き良き時代の映画のひとコマの様に映像がくっきりと浮かぶ歌唱でした。このように歌える歌手が突然歌を歌わなくなったということが残念でたまりません。高音のビブラートの付け方も卓越しており、何回聴いても全く飽きませんし、聴けば聴くほどその素晴らしさにひれ伏すだけです。
「ラ・ボエーム」「アコーディオン弾き」とシャンソンが続きますが、その語るような歌い方(声質も変えています)、そしてドラマチックな盛り上げ方、どれを取り上げても「千両役者」の大舞台での表現のようでした。