ウォーム・ボディーズ [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトルウォーム・ボディーズ [Blu-ray]
発売日2014-02-07
監督ジョナサン・レヴィン
出演ニコラス・ホルト
販売元KADOKAWA / 角川書店
JANコード4988126428969
カテゴリDVD » ジャンル別 » 外国映画 » ドラマ

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購入者の感想

公開前には予告編が話題になった代物でもあります。

生きていた頃の記憶を少し残して、空港に棲みついているゾンビのRくん。

ある日、仲間とお食事に出掛けた際、御馳走の少女に一目惚れして胸キュンしちゃったRくんの心臓は、再び鼓動を打ち始めちゃいます(笑)

えっ!?
と、思うてしょうが、本作はこうした「えっ!?」の連続です。

つまり、ゾンビ・ファンが勝手に作り上げたゾンビの掟を片っ端に破り、独自のアイデアをバンバン放り込んで、恋愛ストーリーを描いているのです。

一風変わった代物ですが、その実、異なる環境にある2人が周りの常識にとらわれず、恋に落ちて行く、という「ロミオとジュリェット」に代表される古くからあるパターンを巧みに利用している作品でもあり、違う立場にある自分を懸命に理解して貰おうとするRくんに、共感できてしまう、という代物です。

好きだ嫌いだをはっきりさせず悶々を繰り返したり、病気や死により引き離されたり、といったパターン化されている恋愛映画と違い、「好きです!付き合って下さい!!」という誰もが分かる取っ付きやすい感情に終始している点が巧み。

そこに、ゾンビを加える事で2人の物語に障害を与えてきます。

「ロミ・ジュリ」パターンを下地にしながらも、理解しあう過程に着目し、奇抜な障害を加えた点がお見事です。

更には、自らの皮膚を引っ掻いてむしり取り、感情さえもなくしたガイコツ(ボーニー)という、人間とゾンビにとって共通の敵を作る事を忘れてはいません(笑)

クライマックスに起伏を与える材料も取り揃えている訳ですね。

「ゾンビ」や「恋愛」といった観る人を限定しかねないネタ物ながらも、Rくんの真摯な行動を純粋に楽しめる作品。

型にはまったの「ゾンビ」物や、量産される「恋愛」物に飽き飽きしている方は、自宅の映画コレクションに加えても良いのではないでしょうか。

購入検討する価値のある作品だと思います。

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